川和高等学校の偏差値・倍率・進学実績は?入試対策から校風まで徹底解説【2026年版】

Last Updated on 2026年10月7日 by わかる先生

川和高校(神奈川県立川和高等学校)は、横浜市都筑区にある県の「学力向上進学重点校」です。偏差値は約70、入試倍率は例年1.2〜1.4倍前後で、横浜北部や川崎エリアの受験生に根強い人気があります。

この記事では、教育アドバイザーの目線で、基本情報、入試、費用、学校生活、進学実績、ライバル校との違いまでをまとめました。公式サイトだけでは見えにくい「実際はどんな学校なの?」という疑問にお答えします。

川和高校の基本情報|偏差値・アクセス・教育理念

まずは川和高校の全体像をつかみましょう。偏差値や所在地といった基本データに加えて、校訓や教育目標からわかる学校の「らしさ」、通学のしやすさもお伝えします。志望校選びでは、数字だけでなく、毎日通える場所か、自分に合う雰囲気かを確かめることが大切です。ここで土台となる情報を整理しておきましょう。

偏差値と基本データ

項目内容
学校名神奈川県立川和高等学校
所在地〒224-0057 横浜市都筑区川和町2226-1
開校1962年(昭和37年)
課程・学科全日制・普通科
生徒数994名(男子513名・女子481名/2026年5月)
校訓誠実・勤勉・質朴
偏差値の目安約70(合格可能性80%ライン)

川和高校の偏差値は、新教育研究協会の模試データで合格可能性80%のラインが70です。偏差値は模試ごとに数字が変わるため、「およそ70前後」と考えておくと安心です。神奈川県の公立高校のなかでも上位に入り、県から学力向上進学重点校に指定されています。

男女比はほぼ半々の共学校で、1学年はおよそ320〜360名です。1学年の人数が多いので、クラスや部活で出会う仲間の幅も広くなります。偏差値は合格の目安であって、入学後の努力で伸びる学校でもあります。数字に気後れせず、今の学力との差を冷静に確かめてみてください。

アクセスと教育理念

  • 横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘」駅から徒歩約15分
  • 東急田園都市線「市が尾」駅から市営バス305・306系統で約9分、「川和高校入口」下車徒歩約5分
  • 通学方法は「電車+徒歩」が約49%、「自転車のみ」が約26%(2026年度学校案内)

駅から少し歩きますが、自転車通学の生徒が4人に1人以上いる点が特徴です。出身中学は都筑区が約24%で最多、次いで川崎市が約20%、青葉区が約17%、緑区が約12%と、地元だけでなく広い範囲から集まっています。

教育目標は大きく3つです。リーダーの育成、学業にも行事・部活動にも全力で取り組む生徒の育成、そして互いを尊重し思いやりをもつ生徒の育成です。勉強だけに偏らず、人間力まで育てたいという考え方が伝わってきます。「誠実・勤勉・質朴」という校訓どおり、派手さよりも地に足のついた雰囲気の学校です。

川和高校の入試|倍率・選考方法・教科別対策

川和高校に合格するには、内申点と当日の学力検査、そして特色検査の3つをどう組み立てるかがカギです。ここでは最近の倍率の動きと、選考の仕組み、教科ごとの勉強の進め方、併願校の考え方を順に見ていきます。入試の仕組みは毎年少しずつ変わるため、必ず最新の募集要項と照らし合わせて確認してください。

入試制度と倍率の推移

選考内申点学力検査特色検査
第一次選考461
第二次選考371
年度募集人員志願者数(目安)倍率(目安)
2025年度約318〜320名約430名約1.36〜1.41倍
2024年度約319名約400名約1.25倍
2023年度約318名約380名約1.20倍

配点の比率は解説サイトの情報で、第二次選考ほど学力検査の比重が高くなるのが特徴です。内申が少し足りなくても、当日の得点で逆転できる余地があります。一方で、倍率は2023年度から2025年度にかけて上昇しており、志願者が増えていることがわかります。

参考までに、2026年度の神奈川県公立高校(全日制)全体の志願倍率は1.11倍で、最も高かったのは横浜翠嵐の2.05倍(志願変更締切時)でした。川和高校の最新の倍率は、神奈川県教育委員会の発表で必ず確認してください。合格最低点は年度ごとに変わるので、公表資料や塾の集計で過去数年分を見ておくと、目標点を立てやすくなります。

教科別対策と併願パターン

  • 国語:長めの文章を時間内に読み切る練習と、記述の型づくり
  • 数学:標準問題を速く正確に解く力。関数と図形は差がつきやすい
  • 英語:長文読解とリスニングを毎日少しずつ
  • 理科・社会:暗記に加えて、資料やグラフを読み取る練習
  • 特色検査:教科の枠を超えた思考力が問われるため、過去問で慣れる

川和高校は学力検査の比重が高いので、5教科をバランスよく得点する力が土台になります。そのうえで特色検査は、初見の資料から考える問題が中心です。過去問を解く際は、答え合わせだけでなく、「なぜその考え方になるのか」を言葉にして振り返ると力がつきます。

併願については、私立では法政大学第二や日本大学系列、桐光学園などが候補として名前の挙がることが多いです(一例です)。神奈川は公立の受験機会が1回なので、私立の併願校は「合格したら通いたい学校」を基準に選びましょう。公立の第一志望に集中できる日程を、塾や学校の先生と早めに組んでおくと安心です。

川和高校の学費|3年間の費用と奨学金

公立高校は私立より費用を抑えられますが、授業料以外にもお金はかかります。保護者の方にとって、入学後の負担は気になるところです。ここでは3年間でかかる費用の目安を、項目ごとに整理しました。川和高校の実際の金額は学校説明会や入学時の案内で確認する前提で、まずは家計の計画づくりに使ってください。

3年間の費用シミュレーションと奨学金

項目目安(3年間)補足
授業料実質0円就学支援金の対象(制度の最新条件は要確認)
制服・体操服など約8〜10万円入学時にまとめて必要
教科書・教材費約9〜15万円年3〜5万円×3年
学年費・PTA会費など約15〜24万円年5〜8万円×3年
修学旅行(2年次)約10〜15万円積立の場合が多い
模試・講習費約3〜9万円校内模試や夏期講習
合計(目安)約45〜75万円通学費・塾代・部活動費は別

上の金額は公立高校の一般的な水準をもとにした編集部の目安で、川和高校の確定額ではありません。これに加えて、通学の定期代、部活動の遠征費や道具代、塾代がかかります。自転車通学なら交通費は抑えられます。

家計への支援としては、授業料の就学支援金のほか、非課税世帯などを対象にした奨学給付金、返済が必要な奨学金(貸与)があります。制度や条件は毎年見直されるため、神奈川県教育委員会のページや中学校の先生に最新情報を聞いてください。

川和高校の学校生活|校風・校則・行事・部活動

「毎日通う場所の雰囲気」は、受験生にとって偏差値と同じくらい大切です。川和高校は「高い次元の文武両道」を掲げ、勉強も行事も部活もみんなが本気で取り組む学校です。ここでは1日の流れや制服、年間行事、部活動の実績から、校風を具体的にお伝えします。

校風・校則・1日の流れ

時間内容
8:40〜8:50朝のホームルーム
8:50〜12:401〜4校時(1コマ50分)
12:40〜13:25昼休み
13:25〜16:155〜7校時(7校時は月・火曜のみ)
放課後部活動(下校は19時まで)

授業は50分で、月曜と火曜は7時間目まであります。しっかり勉強する時間が確保されている一方、部活動に入っている生徒は90%以上です。つまり「勉強で忙しいから部活は無理」ではなく、両方に全力で取り組む生徒が多数派ということです。

制服は2023年度から新しくなり、夏は白・黒・紺の無地のポロシャツも着られます。校則の細かい内容は、学校説明会や見学で直接聞くのが確実です。

学校の雰囲気は、パンフレットだけではわかりにくいものです。ぜひ学校見学や文化祭に足を運び、生徒の表情や校内の空気を自分の目で確かめてください。

年間行事と部活動

時期主な行事
4〜5月新入生歓迎会、体力テスト、校外学習(鎌倉方面など)
6月体育祭
9月球技大会、文化祭(川和祭)
10月修学旅行(2年)
11月ロードレース大会
1〜3月総合探究発表会、剣道大会、ダンス発表会

行事は種類が多く、体育祭・文化祭・ロードレース・ダンス発表会など、クラスで盛り上がる機会がたくさんあります。ダンス発表会や剣道大会など、川和らしいユニークな行事もあります。

部活動は運動部17、文化部13の合計30部です。2025年度は、女子ハンドボール部が関東大会に出場し、陸上競技部の女子800mがインターハイ決勝ラウンドに進出しました。弓道部が女子個人でインターハイに出場し、書道部と室内楽部は全国高校総合文化祭の舞台に立っています。硬式野球部は夏の神奈川大会でベスト16でした。

川和高校の進学実績|大学合格実績と進路指導

進学校を選ぶうえで、大学合格実績は大きな判断材料です。川和高校は国公立大学や早慶上理、GMARCHに多くの合格者を出しています。ここでは2026年春の実績を表にまとめ、授業や進路指導の特徴とあわせて紹介します。数字の見方にもひと工夫が必要なので、補足も確認してください。

2026年の大学合格実績と進路指導

大学2026年2025年
横浜国立大学22名34名
東京科学大学(旧東工大・医科歯科)10名3名
早稲田大学90名84名
慶應義塾大学37名37名
上智大学38名45名
東京理科大学53名55名
明治大学198名173名
青山学院大学96名104名
立教大学72名59名
中央大学69名54名
法政大学92名112名

数字は現役合格者の数(延べ人数)で、学校案内にもとづきます。2026年は国公立が現役92名、私立は延べ1,210名でした。同じ生徒が複数の大学に合格する場合があるため、人数がそのまま進学者数を表すわけではありません。

進路指導では、理系の生徒が理科2科目を3年間通して学べる教育課程が特徴です。3年次には多くの選択科目が用意され、志望に合わせて学べます。ほかにも、校内模試や夏期講習、2年次の大学出張授業など、進学を後押しする仕組みが整っています。現役で進学する生徒が8割を超えるとテレビ番組で紹介されたこともあります。

川和高校とライバル校の比較|翠嵐・柏陽・光陵・市ケ尾

志望校を決めるときは、似た立場の学校と比べると違いが見えてきます。川和高校と併せて検討されることが多いのは、同じ学力向上進学重点校の柏陽や光陵、地元の横浜翠嵐、近隣の市ケ尾などです。それぞれの特徴を、立地や雰囲気、難易度の面から整理しました。偏差値は模試によって異なるので、あくまで目安として見てください。

近隣の人気校との違い

学校エリア特徴
川和横浜市都筑区文武両道と行事の盛り上がり。偏差値は約70
横浜翠嵐横浜市神奈川区県内トップ層。2026年の志願倍率は2.05倍
柏陽横浜市栄区川和と並ぶ学力向上進学重点校
光陵横浜市旭区川和と近い難易度帯とされる進学校
市ケ尾横浜市青葉区川和に近い立地。通学圏が重なりやすい

横浜翠嵐は県内でも別格の人気で、倍率も2倍を超えます。「翠嵐に届くか迷う」という生徒が川和を選ぶ、あるいは川和を第一志望にする、という流れはよく見られます。通学のしやすさで選ぶなら、都筑・青葉・緑・川崎北部に住む生徒は川和や市ケ尾が候補になります。

最終的には、学校見学で感じた雰囲気と、自分の学力、通学時間の3つで決めるのがおすすめです。「みんなが行くから」ではなく、3年間通う自分の姿を想像して選びましょう。

川和高校の受験に関するQ&A

ここでは、受験生や保護者の方から特によく寄せられる疑問に、短くお答えします。迷いやすいポイントを先に整理しておくと、勉強の計画も立てやすくなります。細かな条件は年度で変わるため、最終的には必ず募集要項と学校の最新情報を確認してください。

Q1. 内申点はどのくらい必要ですか?

公式な合格ラインは公表されていませんが、内申が高いほど有利です。ただし学力検査の比重が高いので、内申が少し足りなくても挽回は可能です。

Q2. 塾に通わないと合格できませんか?

必須ではありません。ただし特色検査対策や、模試で実力を確かめる場として塾を使う人は多いです。自学自習が得意なら、過去問と問題集を軸に進める方法もあります。

Q3. 部活と勉強は両立できますか?

部活動の加入率が90%を超えながら進学実績も高いので、両立している生徒が多い学校です。時間の使い方が鍵になります。

Q4. 学校説明会や見学はいつありますか?

2026年度は、学校説明会がオンライン(動画視聴)で行われ、施設見学(要申込)は11月1日(日)、部活動体験(要申込)は11月1日と12月6日(日)の予定でした。最新の情報は公式サイトで確認してください。

Q5. 不合格だった場合はどうなりますか?

公立の追加の機会は限られるため、私立の併願校を早めに決めておくことが大切です。併願校の日程や条件は、中学校の先生と一緒に確認しましょう。

まとめ|川和高校は「全力で学び、全力で楽しむ」人に向いた学校

川和高校は、偏差値約70の学力向上進学重点校でありながら、行事や部活動にも全力で取り組める学校です。最後に、この記事のポイントをまとめます。志望校選びは、情報を集めて、自分の目で確かめることが何より大切です。落ち着いて、一つずつ準備を進めていきましょう。

  • 偏差値は約70、倍率は1.2〜1.4倍前後で、学力検査の比重が高い
  • 3年間の費用は、授業料を除いて約45〜75万円が目安(通学費・塾代は別)
  • 部活加入率は90%超。文武両道を実践する生徒が多い
  • 2026年は国公立に現役92名、早慶上理・GMARCHにも多数合格
  • 横浜翠嵐や柏陽、光陵、市ケ尾と比べて、通学のしやすさと雰囲気で選ぶ

このリストのとおり、川和高校は「勉強も行事も部活も」と欲張りたい生徒にぴったりの学校です。まずは学校見学に参加して、校内の空気を感じてみてください。応援しています。