法政大学国際高等学校の評判は?偏差値・入試・学費・進学実績を教育アドバイザーが徹底解説

Last Updated on 2026年10月7日 by わかる先生


横浜市鶴見区にある法政大学国際高等学校は、IB(国際バカロレア)認定校であり、法政大学の附属校でもあります。偏差値は67〜68と県内でも上位です。公式サイトには数字や制度が整理されていますが、「実際の雰囲気は?」「学費は結局いくら?」「自分に合う学校なの?」という本音の疑問までは書かれていません。

この記事では、教育アドバイザーの目線で、基本情報から入試、学費、校風、進路、ライバル校との違いまでをやさしく整理します。読み終えるころには、出願するかどうかの判断材料がそろいます。

法政大学国際高等学校の基本情報

まずは学校の全体像をつかみましょう。偏差値、場所、教育理念を押さえると、この学校がどんなタイプかが見えてきます。ここでは数字で見える情報を先に確認し、そのうえで「どんな生徒が合うのか」まで考えていきます。

偏差値と学校の立ち位置

みんなの高校情報によると、偏差値は67〜68です。コース別では、グローバル探究コースが67、IBコースが68が目安とされています(模試会社により数値は前後します)。神奈川県の私立高校の中でも上位に入る難易度です。

ただし、偏差値だけで合否は決まりません。この学校は入試の種類が多く、書類選考、学科試験、思考力入試などに分かれています。同じ偏差値帯の学校でも、入り口の形がかなり違います。

在籍者は約1,000名です。学校は全日制の単位制・男女共学で、2018年に女子校から共学化しました。大きすぎず小さすぎない規模なので、先生との距離は近めです。

項目内容
学校名法政大学国際高等学校
所在地神奈川県横浜市鶴見区岸谷1-13-1
創立1933年(2018年に共学化・改称)
コースグローバル探究コース/IBコース
偏差値の目安67〜68
生徒数約1,000名

表のとおり、歴史のある学校が新しい形に生まれ変わったのが現在の姿です。伝統と新しさが同居していることが、この学校らしさと言えます。

アクセスと教育理念

最寄り駅は京浜急行線の生麦駅で、徒歩5分です。駅から近いので、雨の日や冬の朝も通学の負担が小さくなります。横浜や川崎方面だけでなく、東京方面から通う生徒も多い立地です。

教育理念は「地球市民であれ」です。多様な考えを受け入れ、自分で考えて行動する人を育てることを目指しています。法政大学憲章にある「自由を生き抜く実践知」も、授業や活動の軸になっています。

この学校は、国際バカロレア(IB)のディプロマプログラム認定校で、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受けた実績もあります。つまり、先生に教わるだけでなく、自分で問いを立てて調べ、発表する学びが中心です。

こうした学びが好きな人には、とても魅力的な環境です。一方で、決められたことをきっちりこなすのが得意なタイプには、最初は戸惑う場面もあるかもしれません。

入試制度と対策のポイント

この学校の入試は、受験生によって使う入り口が変わります。募集人数や科目を知らずに準備すると、遠回りになりがちです。ここでは2026年度の募集要項をもとに、入試区分、倍率の目安、勉強の進め方を順に見ていきます。

入試区分と募集人数

2026年度の募集は次のとおりです。書類選考の枠が最も大きいのが特徴です。

コース入試区分募集人数
グローバル探究書類選考210名
グローバル探究学科試験50名
グローバル探究思考力入試10名前後
グローバル探究帰国生・海外生入試10名前後
IB帰国生・海外生入試/IB入試(自己推薦)合わせて20名

書類選考は、この学校を第一志望にする人向けの入試です。学科試験は国語・数学・英語の3科目で行われます。年度によって人数や日程が変わるため、受験する年の募集要項を必ず確認してください。

倍率と合格のめやす

外部の進学情報サイトによると、2025年度の学科試験の倍率は約3.4倍(474名が受験し、139名が合格)とされています。書類選考については、第一志望の受験生はほぼ全員が合格しているという情報があります。

ここで大切なのは、この2つが「別の競争」だという点です。書類選考は調査書や作文などで判断され、中学校での成績や活動が大切になります。学科試験は、当日の点数が結果を左右する厳しい戦いです。

これらの数字は公式発表ではなく、参考値です。出願前に学校説明会で最新の状況を聞くと安心です。2026年は10月10日と10月31日に説明会が予定されていると案内されています(要予約。最新情報は公式サイトで確認してください)。

教科別の対策と併願パターン

学科試験を受ける人は、国語・数学・英語の基礎から標準レベルを取りこぼさないことを最優先にしましょう。難問より、解ける問題を確実に取る力が合否を分けます。英語は特に配点や重みが高く感じられるので、長文読解を毎日少しずつ続けるのがおすすめです。

  • 国語:説明文と小説の読解を週に数回。記述の練習も入れる
  • 数学:計算ミスをなくし、図形と関数の標準問題を完璧にする
  • 英語:長文と英作文を重視し、毎日10分でも英語に触れる

上の3つは、どれも「毎日の積み重ね」が結果を左右します。併願は、公立の上位校や同レベルの私立を組み合わせる家庭が多いです。第一志望として書類選考で受けるのか、併願として学科試験で受けるのかを、早めに家族で決めておきましょう。

学費とその他の費用

私立高校を選ぶとき、保護者がいちばん気にするのはお金の話です。入学前に総額をつかんでおくと、後から「こんなはずでは」と慌てずに済みます。ここでは目安の金額と、使える支援制度の考え方を紹介します。

3年間の総額シミュレーション

外部の情報では、入学金が約33万円、年間の学費が約89.5万円とされています。これをもとに、3年間の最低ラインを計算してみます。

項目金額の目安
入学金約33万円
年間学費(×3年)約268.5万円
3年間の合計約301.5万円

この金額には、制服、教材、修学旅行や海外プログラムの費用、通学費などは含まれていません。学年によっては、数十万円の追加を見ておく必要があります。IBコースは別途費用がかかる場合もあります。

金額は年度で変わるので、必ず最新の募集要項と学校説明会で確認してください。

奨学金・就学支援の考え方

私立高校の費用は、国の就学支援金や、神奈川県の私立高校生向けの学費補助で負担が軽くなる場合があります。使えるかどうかは世帯の収入などで決まるため、事前に確認しておくと安心です。

学校独自の奨学金や減免制度は、年度ごとに内容が変わることがあります。ここでは断定せず、学校の公式案内と説明会で直接質問することをおすすめします。聞きづらいお金の相談も、個別相談の場なら遠慮なく話せます。

学校生活と校風

入学後の毎日を想像できるかどうかは、学校選びでとても大切です。ここでは口コミサイトに寄せられた声をもとに、自由な校風と、そのよい面・注意したい面をお伝えします。

自由な校風と単位制のリアル

この学校は2年次から単位制になり、時間割の自由度が上がります。みんなの高校情報の在校生の声では、「どこよりも自由で、人間力が鍛えられる」という趣旨の高い評価がありました(口コミは総合3.8点台、投稿100件超)。

一方で、授業の空き時間をどう使うかは自分で考える必要があります。部活に入っていないと、1人で過ごす時間ができることもあるそうです。自由は楽しい反面、自己管理が求められるということです。

保護者の声には、「真面目にコツコツ型の子には合わない場合がある」という厳しい意見や、入学前の説明と実際の印象に差を感じたという声もありました。もちろん、卒業から時間がたった口コミは今の状況と違うこともあります。一つの口コミで決めず、説明会や文化祭などで自分の目で確かめるのがいちばんです。

部活動・行事と、向いている人

部活動や行事の評価は、口コミでも人によって差があります。「楽しい」という声がある一方で、期待したほどではなかったという声もあります。運動部で全国を目指したい人は、希望の部活の実績を事前に調べておきましょう。

この学校に向いているのは、次のような人です。

  • 自分で考えて動くのが好きな人
  • 英語や国際的な話題に興味がある人
  • 法政大学への進学も視野に入れたい人

当てはまる項目が多いほど、入学後に力を伸ばしやすいでしょう。逆に、細かい指導で引っ張ってほしい人は、面倒見の面でも確認が必要です。

進学実績と進路指導

附属校の最大の魅力は、大学進学の見通しが立てやすいことです。ここでは、法政大学への内部進学と、外部の難関大学を目指す道の両方を見ていきます。

法政大学への内部進学と外部受験

外部の情報では、卒業生の約80%が法政大学へ進学しているとされています。附属推薦で進む人が多いので、大学受験の負担は軽めです。ただし、希望学部に進むには、校内の成績や基準を満たすことが大切です。

外部の大学に挑戦する人もいます。参考データでは、上智大学(20名)、早稲田大学(8名)、慶應義塾大学(7名)、国際基督教大学(5名)などの合格が紹介されています。IBや英語力を生かした受験が多い印象です。

進路のタイプ特徴
法政大学へ内部進学約8割。学部選択は成績が関係
外部の難関大学上智・早慶・ICUなどに合格者あり
海外大学IBを生かした進学も見られる

実績の数字は年度や集計方法で変わります。最新の内容は学校の進路資料で確認してください。「法政に行ける安心感」と「外にも挑戦できる自由」の両方があることが、この学校の強みです。

ライバル校との比較

志望校は1校だけで決めず、似たタイプの学校と比べてみましょう。ここでは同じ法政の附属校を中心に、違いを整理します。

法政の附属校どうしの違い

学校場所特徴
法政大学国際高等学校横浜市鶴見区偏差値67〜68。IB認定、国際色が強い
法政大学高等学校東京都三鷹市偏差値69。自主・自律を重視
法政大学第二高等学校川崎市中原区神奈川の附属校。詳細は各校の公式情報で確認

同じ法政でも、国際教育に力を入れたいなら国際高校、東京の落ち着いた環境で学びたいなら三鷹の学校、というように選ぶとわかりやすいです。通学時間、入試方式、校風をそろえて比べ、実際に説明会へ足を運んでください。

受験に関するQ&A

最後に、よくある質問に短く答えます。迷いやすいポイントなので、出願前にチェックしてください。

Q. 英語が苦手でも入れますか?

入れます。ただし学科試験では英語も出題されるため、基礎力は必要です。入学後は英語に触れる機会が増えるので、英語への抵抗感を少しずつ減らすと安心です。

Q. 内申点はどのくらい必要ですか?

書類選考では調査書が大切です。具体的な基準は年度ごとの募集要項で確認してください。中3の1学期までの成績をしっかり保つことが基本です。

Q. 法政大学には必ず進学できますか?

必ずではありません。附属推薦には校内の基準があるため、入学後の成績管理が大切です。詳細は学校説明会で聞きましょう。

まとめ:自由を力に変えたい人におすすめの学校

法政大学国際高等学校は、偏差値67〜68、IB認定、法政大学への附属推薦という3つの特徴を持つ学校です。自由で国際的な環境の中で、自分の力を伸ばしたい人には最高の選択肢になります。

一方で、学費の総額は約300万円以上が目安で、自己管理も求められます。口コミには高い評価も厳しい意見もあるので、必ず説明会で雰囲気を確かめてください。次の一歩として、10月の学校説明会の予約状況を、公式サイトでチェックしてみましょう。

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