【2026年最新】横浜国際高等学校 完全ガイド|偏差値・進学実績・入試対策まで徹底解説

Last Updated on 2026年2月2日 by わかる先生

神奈川県立横浜国際高等学校への進学を考えている中学生と保護者の皆さん、こんにちは。

「国際的な環境で学びたい」「将来は世界で活躍したい」そんな夢を持つ生徒にとって、横浜国際高等学校は最高の選択肢の一つです。偏差値63、県内公立校で20位の実力校であり、第二外国語教育や国際バカロレアコースなど、他校にはない独自の教育プログラムが魅力です。

この記事では、横浜国際高等学校を第一志望または併願校として検討している皆さんに向けて、偏差値・入試情報・学費・進学実績・リアルな学校生活まで、受験に必要な情報を網羅的にお届けします。

公式サイトだけでは分からない「在校生・卒業生・保護者の生の声」も交えながら、皆さんの疑問や不安をすべて解消していきます。ぜひ最後までお読みください。

横浜国際高等学校の基本情報

まずは横浜国際高等学校の基本的な情報から確認していきましょう。どんな学校なのか、アクセス方法、教育理念などをしっかり把握することが、志望校選びの第一歩です。

学校概要・沿革

神奈川県立横浜国際高等学校は、2008年4月に開校した比較的新しい公立高校です。県内唯一の国際科専門高校として、世界市民として自立し、将来日本社会や国際社会におけるリーダーとして活躍する人材の育成を目的としています。

2014年度には文部科学省から「スーパーグローバルハイスクール」に指定され、より一層グローバル教育に力を入れています。さらに2019年2月には国際バカロレア機構により国際バカロレア校として認定され、同年4月に国際バカロレアコースを新設しました。2021年度からは県教育委員会より学力向上進学重点校エントリー校にも指定されており、進学実績も年々向上しています。

外語短期大学付属高校と六ツ川高校を再編統合した歴史を持ち、両校の良い部分を受け継ぎながら、新しい時代に求められる国際人材の育成に取り組んでいます。

項目内容
学校名神奈川県立横浜国際高等学校
設置公立(神奈川県立)
開校年2008年(平成20年)
学科国際科(単位制)・国際バカロレアコース
共学/別学共学
特徴スーパーグローバルハイスクール指定校
国際バカロレア認定校
学力向上進学重点校エントリー校

アクセス・立地環境

横浜国際高等学校は横浜市南区六ツ川1-731に位置しています。周辺は閑静な住宅街で、緑豊かな環境に恵まれており、「森に囲まれていて別世界のよう」という在校生の声もあるほどです。

最寄り駅からのアクセス方法は以下の通りです。

■ 京浜急行線「弘明寺駅」から

  • 横浜市営バス「大池」下車、徒歩6分
  • 徒歩の場合は約20分(上り坂が続くため体力が必要)

■ JR・市営地下鉄「戸塚駅」から

  • 戸塚駅東口バス「大池」下車、徒歩6分
  • 朝8時頃のバスに乗れば十分間に合います

■ 横浜市営地下鉄「弘明寺駅」から

  • 徒歩20分程度(こちらも上り坂があります)

※バス通学の生徒も3割以上います。朝の渋滞やバス遅延の可能性も考慮して、時間に余裕を持って登校することをおすすめします。ただし、バス遅延は遅刻の理由として認められない場合もあるため、注意が必要です。

実際に通学することを想定して、一度足を運んでみることをお勧めします。特に京急線の駅からは上り坂が続くため、毎日の通学がどのような感じになるかシミュレーションしておくと安心です。

教育理念・校訓

横浜国際高等学校の教育方針は、「自主自立の精神を涵養し、豊かな人間性を育む」です。冷静な判断力と品格を備えた、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指しています。

具体的には以下の4つの柱を掲げています。

  1. 高度な英語教育の実践
    少人数制の英語授業やTOEFL受験による4技能習得を推進し、国際標準規格であるCEFRのB1/B2レベル以上を目標としています。
  2. 第二外国語の学習
    フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語・ハングル・アラビア語の6言語から選択でき、1年次に選択した言語は3年間継続して学習可能です。
  3. 探究活動の重視
    総合的な探究の時間では、講演会やワークショップを通じて研究テーマを設定し、論文作成と発表を行います。「問題を立てるのも解くのも自分」という姿勢を大切にしています。
  4. 国際交流と異文化理解
    1年次の英語合宿や英語スピーチコンテスト、姉妹校訪問など、国際交流行事が充実しています。

このように、単なる語学教育にとどまらず、グローバルな視野と自主性を持った人材を育成することに力を入れています。校則がほとんどなく、生徒の自主性を尊重する自由な校風も、この教育理念を体現したものと言えるでしょう。

偏差値・学力レベル

志望校を決める上で、偏差値や学力レベルの把握は欠かせません。ここでは横浜国際高等学校の最新偏差値情報と、県内での位置づけを詳しく見ていきましょう。

最新偏差値データ(2025年度)

横浜国際高等学校の偏差値は63です(2025年度最新データ)。これは神奈川県内の公立高校では20位(全185校中)、全国では827位台(約8,664校中)にランクされており、県内トップクラスの学力水準を誇る高校です。

学科・コース偏差値
国際科63
国際バカロレアコース60〜63

国際バカロレアコースの偏差値は国際科よりやや低めの平均60前後となっています。ただし、これはあくまで目安であり、模試によっても数値は異なります。進研ゼミの偏差値では55〜59という表示もあり、模試の難易度によって変動することを理解しておきましょう。

※偏差値は模試運営会社から提供されたデータを掲載しており、2026年4月に入学する方向けの模試結果を基に算出した数値です。教育内容の優劣を示すものではなく、あくまで参考値としてご活用ください。

県内での位置づけ・同レベル校

偏差値64という数値は、神奈川県の公立高校の中でも上位グループに位置します。学力的な比較対象となるのは、以下のような高校です。

■ 同レベルの公立高校

  • 神奈川総合高等学校(国際文化コース):偏差値60〜65
  • 市立金沢高等学校:偏差値63
  • 平沼高等学校:偏差値63
  • 平塚江南高等学校:偏差値63
  • 追浜高等学校:偏差値63
  • 七里ガ浜高等学校:偏差値63
  • 藤沢西高等学校:偏差値63

■ 上位校

  • 横浜翠嵐高等学校:偏差値75
  • 湘南高等学校:偏差値74
  • 鎌倉高等学校:偏差値65

横浜国際高等学校の大きな特徴は、偏差値だけでは測れない独自の選抜方法を採用している点です。5教科の学力検査に加えて、英語の口頭試問(自己表現検査)が実施されるため、単に偏差値が高いだけでは合格できません。

「英語が好き」「世界と対話したい」という熱意と英語力を持つ生徒が求められているため、英語に自信がある受験生には有利な選考方式と言えます。英語は2倍配点になるため、英語が得意な生徒ほど合格のチャンスが広がります。

入試制度と合格ライン

横浜国際高等学校の入試は、神奈川県公立高校の中でも独特な選抜方法を採用しています。ここでは入試制度の詳細と、実際の合格ラインについて詳しく解説します。

募集定員と入試日程

2025年度の募集定員は以下の通りです。

学科・コース一般枠海外帰国生徒枠合計
国際科139名20名159名
国際バカロレアコース20名5名25名

入試日程は神奈川県公立高校共通の日程で実施されます。2025年度の場合、学力検査は2月14日(金)、面接や特色検査は2月14日・17日・18日のいずれかに行われました。

※横浜国際高校では推薦入試は実施していません。一般選抜と海外帰国生徒特別募集のみとなります。

選考方法・配点

横浜国際高等学校の選考は、調査書・学力検査・特色検査の合計1200点満点で総合評価されます。具体的な配点は以下の通りです。

項目配点詳細
調査書400点第2学年・第3学年の9教科評定(2年:3年=4:6の比率)
学力検査600点5教科(英語×2倍)
国語100点・数学100点・英語200点・理科100点・社会100点
特色検査200点自己表現検査(英語の口頭試問)

重要なポイントは、英語が2倍配点になっている点です。つまり、英語1教科で200点満点となり、他の4教科と同じウエイトを持ちます。英語が得意な受験生にとっては非常に有利な選考方式と言えるでしょう。

また、横浜国際高校では一般選抜で面接は実施されません。代わりに特色検査として英語の口頭試問(自己表現検査)が行われます。これは面接官から日本語で質問を受け、その内容について英語で回答するという形式です。英語によるコミュニケーション能力と論理的思考力を基準に評価されます。

合格最低点・ボーダーライン

合格者の平均データから、合格のために必要な点数を見ていきましょう。

■ 2023年度合格者データ(国際科)

  • 平均内申点:117点(9教科合計、135点満点)
  • 平均偏差値:63
  • 必要な学力検査点:390〜410点前後(600点満点)
  • 1教科あたりの目安:約80点

具体的なシミュレーションをしてみましょう。

【合格ラインシミュレーション】

パターン1:内申点120の場合

  • 調査書点:約355点(400点満点換算)
  • 必要な学力検査点:470点程度(5教科合計)
  • → 1教科平均:約79点

パターン2:内申点125の場合

  • 調査書点:約370点(400点満点換算)
  • 必要な学力検査点:460点程度(5教科合計)
  • → 1教科平均:約77点

ここから分かるように、内申点が高いほど当日の負担は軽減されますが、いずれにしても1教科あたり80点近い得点が必要となるハイレベルな合格ラインです。しっかりとした対策が欠かせません。

倍率は例年1.2〜1.3倍前後で推移していますが、年度によっては1.5倍以上になることもあるため、油断は禁物です。

内申点の目安

合格を目指すなら、内申点と当日の試験、両方の対策が必要です。過去の合格者データを見ると、平均内申点はおおよそ116〜120点前後(9教科135点満点)となっています。

■ 内申点の目安

  • 9教科でオール4以上(108点以上)が最低ライン
  • できれば主要5教科は5が複数あると安心
  • 副教科も含めて120点前後を目指すのが理想

内申点アップには日々の積み重ねが肝心です。授業態度や提出物も評価対象になるため、授業での発言・積極性や宿題・レポートの期限遵守を徹底しましょう。定期テストでは、主要5教科はもちろん副教科も含めバランスよく高得点を狙うことが必要です。

また、英検や漢検などの検定取得は加点要素になる場合がありますので、積極的に挑戦すると良いでしょう。

教科別入試対策のポイント

横浜国際高等学校の合格を勝ち取るためには、教科ごとに適切な対策が必要です。特に英語は2倍配点ですので、重点的に対策しましょう。

英語対策(2倍配点・最重要)

横浜国際高等学校の入試で最も重要なのが英語です。200点満点(2倍配点)という配点の大きさから、英語の出来が合否を大きく左右します。

■ 英語対策のポイント

  1. 長文読解力の強化
    教科書レベルを超えた応用問題が出題されるため、長文問題に慣れておくことが必須です。英検準2級〜2級レベルの長文を数多く読み、速読力と精読力を鍛えましょう。
  2. 語彙力の増強
    単語帳を活用して、中学レベルを超えた語彙を身につけることが重要です。英検2級レベルの単語まで覚えておくと安心です。
  3. リスニング対策
    神奈川県の入試ではリスニング問題も出題されます。日頃から英語の音声教材を活用し、英語を聞く習慣をつけましょう。
  4. 英作文・スピーキング対策
    特色検査の英語口頭試問に向けて、自分の意見を英語で述べる練習が必要です。身近なテーマについて、英語で3〜5文程度の意見を述べられるようにしておきましょう。

在校生の声では「英語は7割から9割を行き来している」という合格者が多く見られました。最低でも7割、できれば8割以上を目指して対策を進めましょう。

数学対策

数学は100点満点ですが、難易度は神奈川県公立高校入試の標準的なレベルです。ただし、横浜国際高等学校を目指すなら80点前後の得点が必要となります。

■ 数学対策のポイント

  • 基礎の徹底:計算ミスは命取りです。基本問題を確実に得点できるよう、日頃から丁寧に計算する習慣をつけましょう。
  • 関数・図形の強化:例年、関数と図形の問題で差がつきます。過去問演習を通じて、パターンに慣れておきましょう。
  • 時間配分の訓練:50分という限られた時間内で解き切る練習が必要です。

国語・理科・社会対策

国語・理科・社会はそれぞれ100点満点で、各教科80点前後が目標となります。

■ 国語

  • 古文・漢文を含めて幅広く対策
  • 記述問題の練習を重点的に
  • 読解スピードを上げる訓練

■ 理科

  • 実験・観察問題の理解
  • 計算問題の反復練習
  • 用語の正確な暗記

■ 社会

  • 地理・歴史・公民をバランスよく学習
  • 時事問題にも注目
  • 資料読み取り問題の練習

特色検査(自己表現検査)対策

横浜国際高等学校では、英語の口頭試問が特色検査として実施されます。これは200点満点と配点が大きく、決して軽視できません。

■ 特色検査対策のポイント

  1. 英語で意見を述べる練習
    身近なテーマ(学校生活、将来の夢、社会問題など)について、英語で自分の意見を述べる練習をしましょう。
  2. 論理的思考力の養成
    単に英語を話すだけでなく、論理的に説明できることが求められます。「なぜそう思うのか」という理由も添えて話せるようにしましょう。
  3. 想定問答の準備
    よく聞かれる質問(志望理由、将来の目標、興味のあることなど)については、事前に回答を準備しておくと安心です。
  4. 英会話の練習
    ALTの先生や英会話教室を活用して、実際に英語で会話する機会を増やしましょう。

過去の合格者からは「特色検査で40点前後取れれば合格圏内」という声が聞かれます。しっかり対策して臨みましょう。

学費と経済的負担

公立高校である横浜国際高等学校は、私立高校と比べて学費負担が少ないのが大きな魅力です。ここでは、3年間でかかる費用を詳しく見ていきましょう。

授業料・入学金

神奈川県立高校の授業料・入学金は以下の通りです。

項目金額
入学検定料2,200円
入学料5,650円
授業料(年額)118,800円

ただし、公立高校のため授業料は国の支援制度で実質無償化されています。高等学校等就学支援金制度により、所得要件を満たす家庭では授業料の負担がありません。

※所得制限があるため、世帯年収が約910万円以上の家庭では授業料の全額または一部が自己負担となります。詳しくは神奈川県のホームページをご確認ください。

その他必要経費

授業料以外にも、以下のような費用が必要になります。

項目金額(目安)
制服代約25,000円
体育着代約17,000円
教材費・実習費年間 約30,000〜50,000円
生徒会費・PTA会費年間 約10,000円
修学旅行積立金約120,000円(台湾3泊4日、1年次から積立)

これらを合計すると、年間で数万円〜十数万円程度の諸経費がかかります。また、部活動に加入する場合は、部活動費や合宿費が別途必要になる場合があります。

■ 国際バカロレアコースの場合

国際バカロレアコースに進学する生徒は、2年次に研修費等で約11万円の特別費用が必要となります。IBディプロマプログラムの教材費や試験費用などが含まれます。

3年間の総額シミュレーション

横浜国際高等学校で3年間学ぶ場合の総額を試算してみましょう。

【3年間の学費総額】

国際科の場合

  • 入学時費用:約50,000円(制服・体育着等)
  • 年間諸経費:約40,000〜60,000円 × 3年 = 約120,000〜180,000円
  • 修学旅行費:約120,000円
  • 合計:約29万〜35万円(授業料無償化の場合)

国際バカロレアコースの場合

  • 上記に加えて2年次研修費:約110,000円
  • 合計:約40万〜46万円(授業料無償化の場合)

私立高校では初年度納付金だけで100万円前後かかることを考えると、公立高校の経済的メリットは非常に大きいと言えます。特に兄弟姉妹がいるご家庭では、この差は重要な判断材料になるでしょう。

※上記はあくまで目安です。実際の金額は年度や個人の選択により異なります。最新の情報は学校の公式サイトでご確認ください。

奨学金制度

経済的に進学が困難な家庭向けに、以下のような支援制度があります。

■ 主な奨学金制度

  1. 高等学校等就学支援金
    国の制度で、授業料を支援します。所得要件を満たせば、授業料が実質無償化されます。
  2. 神奈川県高校生等奨学給付金
    低所得世帯を対象に、教科書代や教材費などを支援します。
  3. 神奈川県高等学校奨学金
    入学金や授業料、通学費などの資金を無利子で貸し付ける制度です。

これらの制度を活用することで、さらに経済的負担を軽減することができます。詳しくは神奈川県教育委員会のホームページや学校の窓口でご相談ください。

進学実績と進路指導

横浜国際高等学校は、国内外の難関大学への高い進学実績を誇ります。ここでは最新の合格実績と、充実した進路指導体制について詳しく見ていきましょう。

2024年度 主な大学合格実績

横浜国際高等学校の2024年度入試における主な合格実績は以下の通りです。

■ 国公立大学

大学名合格者数
東京外国語大学4名
横浜市立大学10名
国際教養大学1名
筑波大学・千葉大学・その他国公立複数名

国公立大学合格者は毎年数十名規模にのぼり、特に語学系や地元の国公立大学で強みを見せています。

■ 私立大学(難関私大)

大学名2024年度2023年度
早稲田大学8名12名
慶應義塾大学15名14名
上智大学30名18名
東京理科大学・ICU複数名複数名

早慶上智など最難関私大で合計約50名前後の合格者を毎年輩出しています。特に上智大学の合格者数は前年から大幅に増加しており、語学・国際系に強い横浜国際の特色が表れています。

■ GMARCH

大学名合格者数(目安)
明治大学15〜20名
青山学院大学10〜15名
立教大学15〜20名
中央大学15〜20名
法政大学10〜15名

GMARCHレベルの大学でも合計約60名前後の合格者数となっており、安定した成果を上げています。

■ 海外大学進学

横浜国際高等学校の大きな特徴は、公立校としては珍しいほどの海外大学進学率の高さです。

  • University of Manchester(マンチェスター大学)
  • University College London(UCL)
  • King’s College London(キングス・カレッジ・ロンドン)
  • University of Edinburgh(エディンバラ大学)
  • Tufts University(タフツ大学)
  • その他、アメリカ・イギリス・韓国などの大学に複数名進学

特に国際バカロレアコースからは、世界の難関大学へ進学する生徒が続出しています。

※医学部医学科への合格実績は目立った数字が見られません。横浜国際は文系・国際系の進路に力を入れているため、医学部志望者の割合自体が低いことが理由と考えられます。

進路指導体制の特徴

横浜国際高等学校では、以下の4つの柱を掲げて進路指導に当たっています。

  1. キャリア教育の重視
    卒業後の進学先だけでなく、長い人生の中でのキャリア設計に目を向けてもらうことを大切にしています。
  2. 高大連携の推進
    東京外国語大学や清泉女子大学と高大連携協定を結び、大学訪問や講演会を実施しています。
  3. 総合型選抜・学校推薦型選抜への対応
    探究活動で培った問題発見・解決能力を活かして、総合型選抜や学校推薦型選抜で合格を掴む生徒が多数います。
  4. 海外大学進学への丁寧な指導
    国際バカロレアコースの設置により、海外大学への進学にも丁寧な指導を行っています。

在校生の声では「神奈川県の高校でMARCH進学率がトップクラス」という評価もあり、進学実績の高さは折り紙付きです。1年生の段階から進路を考える時間が設けられており、早期からのキャリア意識の醸成が進学実績につながっています。

卒業生の声

卒業生からは、横浜国際高校で培った自主性や国際感覚が大学や社会で大いに役立っているとの声が寄せられています。

「自由な校風の中で自分のやりたいことに挑戦し、努力する姿勢を身につけられたことが財産です。努力に対して笑うような人はいない環境だったので、安心して勉学や活動に打ち込めました。」

「国際バカロレアコースで学んだことが、海外大学進学に直結しました。世界の難関大学にも合格できるカリキュラムと指導があります。」

「国際色豊かな友人や先生方との出会い、充実した学校行事や部活動の思い出が人生の財産になっています。世界市民としての視野と自主性を養えたと実感しています。」

リアルな学校生活と校風

公式サイトでは分からない、横浜国際高等学校のリアルな学校生活をお届けします。在校生や保護者の口コミから、本当の校風が見えてきます。

校則・生徒の自由度

横浜国際高等学校の最大の特徴は、校則がほとんどない自由な校風です。

■ 校則の特徴

  • 服装自由:制服はありますが、私服での登校も可能です。髪型や髪色も基本的に自由です。
  • アルバイト可能:届け出制でアルバイトができます。
  • チャイムなし:日に4回、節目の時間にオルゴールが時を奏でます。朝はパッフェルベルのカノン、一日の終わりはG線上のアリアです。
  • スマートフォン使用自由:休み時間や放課後は自由に使用できます。

在校生の口コミでは「自由そして多様性が一番の魅力」「自分のやりたいことを全力でできる」といった声が多数見られます。一方で「自由であるが故に周りのことを考えられていない人もいる」という指摘もあり、自由には責任が伴うことを理解した上で学校生活を送ることが求められます。

保護者の方からは「杓子定規な学校規則がなく生徒はのびのびと学園生活を送っています。それがゆえに自分の目標に向かってスキルアップを目指して切磋琢磨してください」というコメントもあり、自主性を尊重する校風が評価されています。

年間行事・イベント

横浜国際高等学校では、国際色豊かな様々な行事が行われています。

■ 主な年間行事

  • 4月:入学式、新入生オリエンテーション
  • 5月:体育祭
  • 6月:英語合宿(1年生)
  • 9月:文化祭(YIS FESTIVAL)
  • 10月:修学旅行(2年生、台湾3泊4日)
  • 11月:英語スピーチコンテスト
  • 12月:球技大会
  • 2月:探究発表会
  • 3月:卒業式

特に注目すべきは、1年次の英語合宿2年次の台湾修学旅行です。英語合宿では、ネイティブ講師と寝食を共にしながら英語漬けの3日間を過ごします。台湾修学旅行では、現地の高校生との交流や文化体験を通じて、国際理解を深めることができます。

口コミでは「他校に比べて成績重視よりも楽しくやっている」「イベントは生徒主体で盛り上がる」といった声があり、行事を通じた交流も学校生活の大きな魅力となっています。

部活動

横浜国際高等学校には、運動部・文化部合わせて約25の部活動があります。

■ 運動部

  • 男子サッカー部
  • 女子サッカー部
  • バドミントン部
  • バスケットボール部
  • 男子テニス部
  • 女子テニス部
  • 弓道部
  • ラクロス部
  • チアリーディング部
  • 陸上競技部
  • ダンス部

■ 文化部

  • 吹奏楽部
  • 軽音楽部
  • 合唱部
  • 美術部
  • ボランティア部
  • 茶道部
  • 放送部
  • エンターテイメント部
  • フラメンコ部
  • 競技かるた部
  • 演劇部
  • インターアクト部
  • 模擬国連部
  • パントマイム部

特徴的なのは、フラメンコ部パントマイム部など、他校にはない個性的な部活動がある点です。また、模擬国連部やインターアクト部など、国際高校ならではの部活動も充実しています。

口コミでは「陸上部・チア部・ラクロス部などが活発」「他校に比べ成績重視よりも楽しくやっている」といった声があり、和気あいあいとした雰囲気の中で部活動に取り組めるようです。

施設・設備

横浜国際高等学校の施設面での特徴をいくつかご紹介します。

■ 特徴的な施設

  1. 校内コンビニエンスストア
    公立高校では珍しく、校舎内にセブンイレブンがあります。お菓子から電子辞書まで常時300〜400アイテムを扱っています。
  2. 緑豊かなキャンパス
    横浜市郊外の丘の上に位置し、「森に囲まれており別世界」「緑が多い」と評される自然豊かな環境です。
  3. 充実したICT環境
    情報教育にも力を入れており、パソコン教室やWi-Fi環境が整備されています。

一方で、口コミでは「施設は古い部分もある」という指摘もあります。2008年開校の比較的新しい学校ですが、設備面では私立高校ほどの充実度はないという声も聞かれます。

生徒の雰囲気・多様性

横浜国際高等学校の大きな魅力は、多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まる点です。

「海外滞在経験がある人が多く、帰国生・ハーフの生徒も少なくありません。さまざまなバックグラウンドを持つ生徒達が、3年間お互いの違いを受け入れ、多様性を尊重する校風があります。」

「ほとんどの人が自立していて、他人に依存しすぎないで自分をしっかり持っている人が多いです。」

「英語が好きな生徒が集まっているので、共通の興味でつながりやすいです。」

このように、単に学力が高いだけでなく、自主性・多様性・国際感覚を持った生徒が集まる環境が、横浜国際高等学校の大きな魅力となっています。

ライバル校との比較

志望校を決める際には、他の学校と比較検討することも大切です。ここでは、横浜国際高等学校と比較されることの多い学校をピックアップして、それぞれの特徴を見ていきましょう。

神奈川総合高等学校(国際文化コース)

項目横浜国際高等学校神奈川総合高等学校
偏差値6360〜65
立地横浜市南区(丘の上)横浜市神奈川区(平地)
学科国際科・IBコース個性化コース・国際文化コース
特色第二外国語必修
国際バカロレア認定校
舞台芸術科もある
多様なコース選択

比較ポイント:

  • 横浜国際は国際色と語学教育に特化、神奈川総合はより幅広い分野に対応
  • アクセスは神奈川総合の方がやや便利
  • どちらも自由な校風で人気

市立金沢高等学校

項目横浜国際高等学校市立金沢高等学校
偏差値6363
設置県立市立
特色国際教育重視進学重視
理数教育にも力
進学実績上智・MARCH強い
海外大学多数
国公立・早慶上智
バランス良好

比較ポイント:

  • 偏差値は同レベルだが、横浜国際は文系・国際系に特化
  • 理系志望なら市立金沢の方が選択肢が広い
  • 横浜国際は英語教育と国際交流に圧倒的な強み

私立併願校の例

横浜国際高等学校を第一志望とする受験生が、併願校として選ぶことの多い私立高校は以下の通りです。

■ よく選ばれる私立併願校

  • 山手学院高等学校:国際教育に力、英語教育充実
  • 法政大学国際高等学校:国際バカロレア認定校、大学附属
  • 法政大学第二高等学校:大学附属、進学実績良好
  • 日本大学高等学校(総合進学スーパーグローバルクラス):国際教育重視
  • 横須賀学院高等学校:キリスト教系、国際交流盛ん
  • 横浜隼人高等学校:国際語科あり
  • 鵠沼高等学校(英語コース):英語教育に特色

併願校を選ぶ際のポイントは、横浜国際と教育方針が近いか進学実績が安定しているか通学圏内かなどを総合的に判断することです。私立高校の多くは3教科受験となるため、5教科の対策と並行して進める必要があります。

受験に関するQ&A

最後に、横浜国際高等学校を受験する上でよくある質問にお答えします。受験生と保護者の皆さんが気になるポイントをまとめました。

Q1. 帰国生徒枠の出願条件は?

A. 保護者の海外勤務等で継続2年以上外国に在住し、2022年4月1日以降に帰国した人が対象となります。例えば両親の海外赴任で3年間アメリカに住み、2023年に帰国した生徒は帰国生徒枠で出願可能です。

Q2. 国際科と国際バカロレアコース、どちらを選ぶべき?

A. 将来海外の大学への進学を強く希望している場合は国際バカロレアコースがおすすめです。IBディプロマは世界中の大学で認められる資格であり、海外大学への道が開けます。ただし、IBコースは非常にハードなカリキュラムで、日本語と英語の両方で多くの資料を読み、論文を書く必要があります。

一方、国内の大学進学を考えている場合や、第二外国語をじっくり学びたい場合は国際科の方が適しています。国際科でも十分に高度な英語教育を受けられ、国内難関大学への進学実績も豊富です。

Q3. 英語が得意でないと厳しいですか?

A. 横浜国際高等学校は英語教育に力を入れている学校なので、英語に対する強い興味と学ぶ意欲は必須です。ただし、入学時点で完璧な英語力を求められるわけではありません。重要なのは「英語が好き」「世界と対話したい」という熱意です。

入試では英語が2倍配点になるため、英語で他教科の弱点をカバーできる受験生には有利な選考方式です。逆に、英語が苦手だと合格は厳しくなります。

Q4. 通学時間はどのくらいかかりますか?

A. 最寄り駅からバスで「大池」下車、徒歩6分です。京急弘明寺駅または戸塚駅からのアクセスとなります。通学時間は居住地により異なりますが、横浜市内や川崎市からは1時間前後の生徒が多いようです。バス通学の場合、朝の混雑や遅延の可能性も考慮して、時間に余裕を持って登校することをおすすめします。

Q5. 部活動との両立は可能ですか?

A. 可能です。横浜国際高等学校の部活動は「他校に比べ成績重視よりも楽しくやっている」という評価があり、適度に活動しながら勉強との両立を図っている生徒が多いです。ただし、国際バカロレアコースを選択する場合は、課題量が非常に多いため、部活動との両立は慎重に検討する必要があります。

Q6. 塾に通わないと合格は難しいですか?

A. 偏差値63、内申点120前後が求められる横浜国際高等学校の合格は、決して簡単ではありません。多くの合格者は塾に通って計画的に学習しています。ただし、塾に通うこと自体が目的ではなく、効率的に学力を伸ばすことが重要です。自分に合った学習方法を見つけ、継続的に努力することが合格への近道です。

Q7. 文化祭や説明会の日程は?

A. 学校説明会は例年、夏と秋に複数回実施されます。文化祭(YIS FESTIVAL)は9月に開催され、一般公開されています。詳しい日程は学校の公式サイトで確認してください。実際に学校を訪れて、雰囲気を肌で感じることを強くおすすめします。

Q8. 卒業後の進路で、理系は不利ですか?

A. 横浜国際高等学校は文系・国際系に特化した学校であり、理系志望の生徒は少数派です。ただし、理系進学が不可能というわけではなく、国公立大学の理系学部や私立理系への進学者もいます。ただし、理系に特化したカリキュラムではないため、理系を強く志望する場合は他校も検討した方が良いかもしれません。

まとめ:横浜国際高等学校はこんな人におすすめ

ここまで、横浜国際高等学校について詳しく見てきました。最後に、この学校がどんな生徒に向いているのか、まとめておきましょう。

横浜国際高等学校に向いている人

  1. 英語が好きで、将来は国際的な舞台で活躍したい人
    高度な英語教育と第二外国語学習、豊富な国際交流の機会があります。
  2. 自主性・自律性が高く、自分で考えて行動できる人
    校則がほとんどなく、自由な校風です。自己管理能力が求められます。
  3. 多様性を尊重し、異なる文化や価値観を受け入れられる人
    帰国生や様々なバックグラウンドを持つ生徒が集まる環境です。
  4. 探究心が強く、自ら課題を見つけて解決していける人
    探究活動が充実しており、主体的な学びが重視されます。
  5. 文系・国際系の大学進学を考えている人
    上智大学やMARCHなど、文系・国際系の進学実績が豊富です。

横浜国際高等学校が向いていないかもしれない人

  • 理系志望で、理数教育を重視したい人
  • 厳しい校則の下で生活したい人
  • 英語に苦手意識がある人
  • 通学に1時間以上かかる人(バス遅延のリスクも考慮)

最後に

横浜国際高等学校は、偏差値63、県内公立校20位の実力校でありながら、単なる進学校ではありません。グローバル人材の育成という明確な目標を持ち、そのための独自のカリキュラムと自由な校風を備えた、他にはない魅力を持つ学校です。

「世界で活躍したい」「英語を武器にしたい」「多様な人々と学びたい」――そんな夢を持つ中学生にとって、横浜国際高等学校は最高の選択肢の一つです。

合格には、高い学力(偏差値63、内申120前後)英語力、そして何より「世界と対話したい」という熱意が求められます。決して簡単な道ではありませんが、努力した先には充実した高校生活と、さらにその先に広がる可能性が待っています。

ぜひ学校説明会や文化祭に足を運んで、実際の雰囲気を体感してください。そして、横浜国際高等学校が自分に合っていると確信したら、合格に向けて全力で取り組みましょう。

皆さんの高校受験が実り多いものとなり、夢の実現に一歩近づくことを心から応援しています。