【2026年最新】横浜市立戸塚高等学校(戸高)の全貌|偏差値・入試・学費・進学実績まで徹底解説

Last Updated on 2026年3月23日 by わかる先生

「戸高(とこう)」の愛称で地元に親しまれる横浜市立戸塚高等学校。1928年創立の伝統を誇りながら、単位制への転換・校舎リニューアル・ブレザー制服導入などの改革によって近年大きく注目を集めています。

この記事では、公式サイトには載っていない「受験生と保護者が本当に知りたい情報」——倍率の推移、合格に必要なリアルな内申点の目安、3年間の学費総額、在校生の口コミ、ライバル校との比較まで——を教育アドバイザーの視点から余すところなくお伝えします。

ぜひ最後まで読んで、合格への確かな一歩を踏み出してください。


1. 学校基本情報|まずここを押さえよう

受験を検討するうえで最初に確認したいのが、学校の「素顔」です。立地・設立の経緯・教育方針など、戸高の基本プロフィールをまとめました。

学校概要

項目内容
正式名称横浜市立戸塚高等学校
所在地神奈川県横浜市戸塚区汲沢2-27-1
設立1928年(昭和3年)戸塚区内最古の高校
学科・コース普通科(一般コース・音楽コース)単位制
共学・別学男女共学
電話番号045-871-0301

アクセス

最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーライン「踊場駅」徒歩約10分。JR戸塚駅からは神奈川中央交通バス「戸塚高校前」停留所を利用すれば約10分でアクセスできます。また、許可制で自転車通学も可能です。

かつては駅からのアクセスが不便でしたが、ブルーライン延伸によって大幅に改善されました。この交通利便性の向上も、近年の人気回復の大きな要因のひとつです。競馬場跡地を利用した広大な敷地に位置しており、緑豊かな落ち着いた環境で学べるのも魅力です。

教育理念と特色

戸高の教育目標は「自主・協励・連帯」。人権尊重の精神に基づき、生徒一人ひとりの個性を伸ばすことを重視しています。単位制カリキュラムにより、2年次から「人文社会」「理数」「総合」の3系列に分かれて自分の進路に合った科目を選択できます。また、2・3年次の数学・英語では習熟度別授業を導入し、きめ細やかな指導が行われています。


2. 偏差値と学力レベル|合格ラインを正確に把握しよう

「自分が合格できるレベルなのか」——受験生にとって最も気になるポイントです。複数のデータをもとに、戸高の学力水準を正確に把握しましょう。

コース別偏差値の目安(2025〜2026年度)

コース偏差値の目安県内公立高校内の位置づけ
普通科 一般コース58〜60上位約15%(県内公立31位/192校程度)
普通科 音楽コース50〜56学力検査+実技試験の総合評価

偏差値58〜60は「中堅上位」と呼ばれる層で、学力・意欲ともに充実した生徒が集まります。音楽コースは実技試験があるため、学力偏差値だけで判断できない点に注意が必要です。模試によって数値は多少前後しますが、「5教科合計で7割前後(350点/500点)取れるレベル」が合格の目安と考えておきましょう。


3. 入試制度と対策|合格をつかむための攻略ガイド

神奈川県の公立高校入試は他県と仕組みが異なります。選考基準を正しく理解し、的確な対策を立てることが合格への近道です。

選考の仕組み(共通選抜・第1次選考)

戸高の入試は神奈川県の共通選抜で行われます。合否を決める「S値」は以下の計算式で算出されます。

  • S値 = 5 × A値(内申点換算)+ 5 × B値(学力検査換算)
  • 内申(A値):中2の9教科評定(1倍)+中3の9教科評定(2倍)の合計を100点満点に換算
  • 学力検査(B値):5教科500点満点を100点満点に換算

戸高では内申と学力検査の比率が5:5と均等です。特定教科の重点化はなく、実技4教科も同等に評価されるため、美術・保体・音楽・技術家庭も手を抜かないことが重要です。また、2024年度から面接試験は廃止されており、筆記試験と内申点のみで選考されます。

過去3年間の倍率推移

年度定員志願者数倍率
2024年度279名365名1.31倍
2023年度279名359名1.29倍
2022年度278名359名1.29倍

倍率は例年1.2〜1.3倍前後で安定しており、神奈川県の公立高校のなかでは平均的な水準です。極端な競争率ではないため、内申点と学力をしっかり固めれば合格の可能性は十分あります。

合格に必要な内申点の目安

  • 中2の9教科合計:36点前後(オール4相当)
  • 中3の9教科合計:39点前後
  • 学力検査5教科合計:360〜380点程度(合格者平均 約367点)

内申点と当日点のどちらも重要です。中学2年生の定期テストから意識して取り組むことを強くお勧めします。特に苦手な実技教科があれば、早めに対策を始めましょう。

併願校パターン(私立)

戸高受験者が検討することの多い私立校の例を挙げます。

  • 横浜隼人高校(横浜市瀬谷区):早慶上理への進学実績もある中堅校
  • 横浜高校(横浜市金沢区):進学実績が充実、能見台駅から徒歩2分
  • 横須賀学院高校(横須賀市):落ち着いた校風と進学サポートが評価

私立の併願校は、通学時間・学費・校風の3点を総合的に比較して選ぶのがポイントです。複数校の説明会に参加して、実際の雰囲気を確かめましょう。


4. 学費と3年間の費用|家計への影響を正直に伝えます

「公立だから安心」と思っていても、教材費・部活費・修学旅行代などを合算すると意外な出費になることがあります。3年間の総費用をしっかり見積もっておきましょう。

学費の概算(公立高校標準)

費用項目年間目安備考
授業料118,800円高校等就学支援金で実質無償化の対象あり
入学金(初年度のみ)5,650円市立高校標準
教材費・諸費用約60,000〜80,000円教科書・副教材・学年費等
制服・指定品(初年度)約50,000〜70,000円ブレザー制服(夏冬)
修学旅行(2年次)約70,000〜90,000円沖縄方面(積立方式が多い)
部活動費(目安)年間10,000〜50,000円部によって大きく異なる

高校等就学支援金(国の制度)の適用を受ければ、授業料相当分は実質無償化されます。神奈川県の神奈川県立高校等奨学給付金も活用できる場合があります。家庭の所得状況によって受けられる支援が異なるため、入学前に市の教育委員会や学校に相談しておくことをお勧めします。

3年間の総費用の目安は約80〜120万円程度(授業料支援適用後・塾費用除く)。私立高校と比べると格段に低コストですが、塾・予備校費用を加えると増加します。

💬 保護者の声(口コミサイトより)
「公立なので学費は安心。ただ、部活(吹奏楽)に入ったら遠征費や楽器メンテ費が年間で数万円かかりました。部活によってかなり差があるので、入学前に先輩保護者に聞いておくと良いと思います。」


5. リアルな学校生活と校風|在校生の声から見えてくるもの

偏差値や進学実績だけでは分からない「毎日の学校生活」。在校生・卒業生の声を交えながら、戸高のリアルな姿をお伝えします。

校則と自由な雰囲気

戸高の校則は公立高校のなかでもかなり自由な部類に入ります。スカート丈や髪色・ピアス・ネイルなどについて厳しく注意されることはほとんどなく、生徒一人ひとりの個性が大切にされています。ただし「自由には責任が伴う」という雰囲気が根付いており、自堕落にならないための自己管理能力が求められる場面もあります。

💬 在校生の声(みんなの高校情報より)
「校則はゆるいですが、生徒はみんな落ち着いていて勉強もできる子が多いです。先生も親身で、分からないことを質問すると丁寧に教えてくれます。いじめの話は聞いたことがありません。」

主な年間行事

  • 🌸 体育祭:クラス一丸となって盛り上がる人気行事
  • 🎨 戸高祭(文化祭):9月下旬開催。地域住民や近隣小学生も参加する大規模イベント
  • ✈️ 修学旅行:2年次に沖縄へ。自然・文化の学びを深める
  • 🎵 音楽コース卒業演奏会:3年間の集大成を披露する感動の舞台
  • 球技大会・遠足:学年を越えた交流の機会

学校行事は非常に充実しており、勉強だけでなく思い出作りにも力を入れています。とくに戸高祭は毎年大盛況で、受験生が学校の雰囲気を肌で感じる絶好のチャンスでもあります。

部活動

戸高の部活動は運動系・文化系ともに充実しており、以下の部が特に実績で知られています。

部活名主な実績・特徴
吹奏楽部東関東大会21回連続出場の強豪。全国コンテストでも活躍
書道部全国総合文化祭(全国総文祭)出場実績あり
硬式野球部夏大会ベスト16・センバツ優勝校撃破など健闘
陸上部・水泳部・バドミントン部大会出場を目指し日々熱心に活動
演劇部・軽音楽部文化系の花形。自由な校風を活かした個性的な活動

充実した施設

戸高は公立高校のなかでも施設面が特に充実しています。天体観測室・多目的ホール・音楽レッスン室・トレーニング室・3面人工芝テニスコートなど、他校にはない設備が揃っています。競馬場跡地を利用した広大な敷地も特徴で、体育施設も充実しています。


6. 進学実績と進路指導|卒業後の将来を見据えて

高校3年間の最大の目標は大学・専門学校への進学です。戸高の進学実績とサポート体制をしっかり確認しておきましょう。

大学合格実績(直近データ)

カテゴリ主な合格先・人数(2022〜2023年度)
国公立大学横浜市立大学6〜10名、横浜国立大学3名、東北大1名、東京工業大1名、お茶の水女子大1名
早慶上智・東京理科大早稲田3名、慶應1名、上智1名、東京理科大4名
GMARCH法政37名、明治18名、中央18名、青山学院13名、立教7名(のべ)
日東駒専・その他私大神奈川大81名、日本大61名、東海大53名、専修大51名 他

現役での4年制大学進学率は約80%と高い水準です。国公立はGMARCHに比べると少なめですが、毎年横浜市立大・横浜国立大への合格者を輩出しており、地元志向の生徒には頼もしい実績です。進路指導は1年次から丁寧に行われており、「学問調べ」→「志望校群と受験科目調べ」→「面接講習・受験計画作成」という段階的なキャリア教育が充実しています。

💬 卒業生の声(口コミより)
「推薦枠は正直多くはないですが、先生は進路相談に本当に親身に乗ってくれました。自分で目標を決めて頑張れる子なら、十分に国公立や難関私大を狙えると思います。」


7. ライバル校との比較|戸高を選ぶ理由はここにある

戸高と学力レベルが近いライバル校と比較することで、戸高ならではの強みが見えてきます。志望校選びの最終判断にぜひ活用してください。

戸高 vs ライバル校比較表

学校名偏差値特色・強み最寄り駅
横浜市立戸塚高校58〜60音楽コース併設・自由な校風・横浜市大推薦枠踊場駅(徒歩10分)
横浜市立南高校61国公立志向が強い進学校。国際交流も充実上大岡駅(徒歩15分)
横浜市立桜丘高校58スポーツ系部活が強い・落ち着いた環境上永谷駅(徒歩20分)
松陽高校(県立)58理系に強い・看護・医療系進学者も多いいずみ中央駅(徒歩18分)

戸高最大の差別化ポイントは、①音楽コースの存在(県内でも珍しい専門的な音楽教育)②横浜市立大学への指定校推薦枠(4名)③自由でのびのびとした校風、の3点です。「勉強も行事も部活も、自分のペースで充実させたい」という生徒に特によく合う学校と言えます。


8. よくある質問(Q&A)

受験生と保護者から特によく寄せられる疑問をまとめました。受験対策を進めるうえで参考にしてください。

Q1. 特色検査はありますか?

戸高では特色検査(独自問題)は実施しません。神奈川県の共通学力検査(5教科)のみで選考されます。特色検査対策は不要ですので、5教科の基礎力を着実に積み上げることに集中しましょう。

Q2. 面接試験はありますか?

2024年度から面接は廃止されました。内申点と学力検査の総合評価(S値)のみで合否が決まります。ただし、私立の併願校では面接を実施するところもあるため、中学校生活の振り返りや志望動機をまとめておくと安心です。

Q3. 音楽コースは特別な試験がありますか?

音楽コースでは学力検査に加えて実技試験があります。ピアノ・声楽・管楽器などの演奏技術が問われます。音楽の専門的な進路(大学音楽科・教員・演奏家など)を視野に入れている生徒に適したコースです。

Q4. 推薦入試(特色選抜)はありますか?

戸高では推薦や特色選抜の比重は大きくなく、基本的には共通選抜が中心です。大学の指定校推薦枠については、学内成績を3年間通じて高く維持することが前提となります。推薦枠の数は多くないため、一般入試(自力での大学受験)も見据えた学力養成が重要です。

Q5. どんな生徒が向いていますか?

自分で考えて行動できる自主性のある生徒が向いています。自由な校風のため、目標を持って主体的に動ける生徒は充実した3年間を送れます。一方で、厳しい管理・指導を望む生徒には少し物足りなく感じる場合もあるため、自分のタイプをよく見極めて志望校を決めましょう。


まとめ|戸高は「自分らしさ」を大切にしたい受験生の最適解

横浜市立戸塚高等学校(戸高)は、1928年創立の伝統と近年の改革による進化が融合した、横浜エリアを代表する中堅上位の公立高校です。

  • ✅ 偏差値58〜60で、しっかり対策すれば届く現実的な目標校
  • ✅ 倍率1.2〜1.3倍で、内申と当日点を固めれば合格の可能性大
  • ✅ 音楽コースという県内でも珍しい選択肢がある
  • ✅ 自由でのびのびとした校風・充実した施設と部活動
  • ✅ GMARCHや地元国公立大への進学実績が着実

「勉強・行事・部活を全力で楽しみたい」「音楽の専門的な学びに興味がある」「自由な環境で自分らしく成長したい」——そんな想いを持つ受験生に、戸高は強くお勧めできる学校です。

ぜひ学校説明会や戸高祭に足を運んで、実際の雰囲気を感じてみてください。あなたの合格を心から応援しています。

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