【2025年最新】桐蔭学園高等学校の偏差値・学費・評判を徹底解説!受験対策から在校生の本音まで

桐蔭学園高等学校は、神奈川県横浜市に位置する私立の共学校で、進学実績と充実した教育環境で知られています。しかし、「実際の偏差値はどのくらい?」「学費は高い?」「校風は自分に合う?」など、公式サイトだけでは分からない疑問も多いのではないでしょうか。

この記事では、桐蔭学園高等学校を検討している中学生と保護者の皆さんに向けて、偏差値や入試倍率などの基本データから、在校生・卒業生のリアルな口コミ、具体的な受験対策、他校との比較まで、受験に必要な情報を網羅的に解説します。

この記事を読めば、桐蔭学園が自分に合っているかを判断でき、合格に向けた具体的なアクションプランが見えてきます。ぜひ最後までお読みください。

桐蔭学園高等学校の基本情報

桐蔭学園高等学校は、1964年に創立された歴史ある私立高校で、2020年度から完全共学化を実現しました。神奈川県内でも有数の進学校として知られ、充実した設備と手厚い進路指導が特徴です。まずは学校の基本情報から確認していきましょう。

学校概要とアクセス

桐蔭学園高等学校は、神奈川県横浜市青葉区鉄町1614番地に位置しており、緑豊かな環境の中に広大なキャンパスを構えています。最寄り駅は東急田園都市線「青葉台駅」または小田急線「柿生駅」で、それぞれからバスで約15分程度です。通学には駅からのバス利用が一般的ですが、スクールバスの運行もあり、通学の利便性は確保されています。

1964年の創立以来、桐蔭学園は「自ら考え 判断し 行動できる人間の育成」を建学の精神として掲げてきました。長年にわたり男女別学の体制を取ってきましたが、時代の変化に対応し、2020年度から完全共学化を実現しました。この共学化により、より多様な価値観が交わる教育環境が整い、社会で活躍できる人材育成を目指しています。

キャンパスは約30万平方メートルという広大な敷地を誇り、最新のICT設備を備えた教室、充実した理科実験室、蔵書数豊富な図書館、全天候型グラウンド、体育館、武道場、温水プールなど、学習・部活動の両面で充実した施設が揃っています。特に理系教育に力を入れており、実験設備の充実度は県内でもトップクラスです。また、カフェテリアも完備されており、栄養バランスの取れた食事を提供しています。

教育理念とコース制

桐蔭学園の教育理念は「自ら考え 判断し 行動できる力」の育成です。この理念のもと、単なる知識の詰め込みではなく、主体的に学ぶ姿勢課題解決能力を育むことに重点を置いています。アクティブラーニングを積極的に取り入れ、生徒同士のディスカッションやプレゼンテーションの機会を多く設けることで、思考力と表現力を養っています。

桐蔭学園高等学校には、プログレスコーススタンダードコースの2つのコースがあります。プログレスコースは、難関国公立大学や医学部を目指す生徒向けのコースで、より発展的な内容を扱い、週36時間の授業時間を確保しています。7時間授業の日もあり、学習量は多めですが、その分手厚い指導が受けられます。一方、スタンダードコースは、有名私立大学や国公立大学を目指す生徒向けで、基礎から応用までバランス良く学ぶことができます。

両コースとも1年次は共通のカリキュラムで基礎学力を固め、2年次から文系・理系に分かれます。コース間の移動は成績次第で可能な場合もありますが、基本的には入学時に選択したコースで3年間を過ごすことになります。どちらのコースを選ぶかは、自分の目標大学と学習スタイルに合わせて決めることが重要です。部活動との両立を重視するならスタンダードコース、勉強に集中したいならプログレスコースという選択が一般的です。

偏差値と難易度

桐蔭学園高等学校の偏差値は、プログレスコースで65〜68、スタンダードコースで60〜63程度とされています(神奈川全県模試基準)。共学化後も高い水準を維持しており、神奈川県内の私立高校の中では中上位から上位クラスに位置しています。特にプログレスコースは、公立トップ校である川和高校や希望ケ丘高校と併願する受験生も多く、高い学力層が集まっています。

偏差値の推移を見ると、共学化前の男子部・女子部時代は男子部が偏差値65前後、女子部が偏差値63前後でしたが、共学化後は全体的にやや上昇傾向にあります。これは共学化によって受験者層が広がり、優秀な生徒が集まりやすくなったためと考えられます。また、入試改革や教育内容の充実も偏差値上昇の要因となっています。

神奈川県内の他の私立高校と比較すると、桐蔭学園は法政大学第二高校(偏差値70前後)よりはやや低く、桐光学園(偏差値65前後)や日本大学高校(偏差値62前後)と同程度の難易度です。ただし、偏差値はあくまで目安であり、入試問題との相性や当日の体調なども合否に大きく影響します。過去問演習を通じて、自分との相性を確認することが大切です。

学校名偏差値特徴
法政大学第二高校70法政大学への推薦枠が豊富
桐蔭学園(プログレス)65-68難関国公立・医学部志望向け
桐光学園65男女別学、きめ細かい指導
桐蔭学園(スタンダード)60-63有名私立大・国公立大志望向け
日本大学高校62日本大学への推薦枠が豊富

桐蔭学園高等学校の入試制度と対策

入試は人生の大きな分岐点です。桐蔭学園高等学校の入試制度を正しく理解し、自分に合った受験方法を選ぶことが合格への第一歩となります。ここでは入試の仕組みから具体的な対策方法、併願パターンまで詳しく解説します。

入試制度の概要

桐蔭学園高等学校の入試は、推薦入試(単願・併願優遇)と一般入試(オープン入試)の大きく2つに分かれています。推薦入試は、内申点の基準を満たしていれば合格の可能性が高く、確実に合格を狙いたい受験生におすすめです。一方、一般入試は内申点の基準がなく、当日の試験結果のみで判定されるため、内申点に自信がない受験生でもチャレンジできるのが特徴です。

推薦入試には単願推薦併願優遇があります。単願推薦は桐蔭学園を第一志望とする生徒向けで、合格すれば必ず入学することが条件です。内申基準は比較的緩やかで、プログレスコースで「9科40以上」、スタンダードコースで「9科38以上」が目安となっています。併願優遇は、公立高校との併願を前提とした制度で、内申基準は単願よりやや高く設定されています。試験科目は国語・数学・英語の3科目と面接で、面接では志望動機や中学校での活動について質問されます。

一般入試(オープン入試)は、2月10日前後に実施され、推薦入試で不合格だった生徒や、内申基準を満たせなかった生徒が受験します。試験科目は国語・数学・英語・理科・社会の5科目で、面接はありません。募集人数は推薦入試より多く設定されていますが、倍率は例年1.5〜2.0倍程度と、推薦入試より競争が厳しくなります。

入試科目と配点

推薦入試の配点は、国語・数学・英語各100点満点の計300点満点です。試験時間は各科目50分で、基礎から標準レベルの問題が中心となります。面接は点数化されませんが、極端に印象が悪い場合は合否に影響することもあります。面接では「志望動機」「中学校で頑張ったこと」「高校でやりたいこと」などの基本的な質問がされるので、事前にしっかり準備しておきましょう。

一般入試(オープン入試)の配点は、国語・数学・英語各100点、理科・社会各50点の計400点満点です。試験時間は国語・数学・英語が各50分、理科・社会が各40分となっています。主要3科目の配点が高いため、特に国語・数学・英語の対策に力を入れることが重要です。理科・社会は範囲が広いため、効率的に学習する必要があります。

入試種別試験科目配点試験時間その他
推薦入試(単願・併願優遇)国・数・英各100点(計300点)各50分面接あり
一般入試(オープン)国・数・英・理・社国数英各100点、理社各50点(計400点)国数英各50分、理社各40分面接なし

過去3年間の入試倍率と合格最低点

過去3年間の入試データを見ると、桐蔭学園高等学校の推薦入試の倍率は1.0〜1.2倍程度と、基準を満たしていればほぼ合格できる水準です。ただし、面接で大きな問題があった場合や、試験の点数が著しく低い場合は不合格になることもあるため、油断は禁物です。一般入試の倍率は1.5〜2.0倍程度で、年度によって変動がありますが、おおむねこの範囲に収まっています。

合格最低点は公式には発表されていませんが、受験生の声や塾のデータから推測すると、推薦入試では300点満点中180点前後(得点率60%)、一般入試では400点満点中240点前後(得点率60%)が目安とされています。つまり、各科目で平均6割の得点ができれば合格ラインに到達できる計算です。ただし、その年の問題の難易度によって合格最低点は変動するため、7割を目標に学習を進めるのが安全です。

近年の傾向として、共学化後は志願者数が増加しており、特に女子の受験者が増えています。これに伴い、競争はやや激化していると言えますが、極端に難化しているわけではありません。しっかりと対策をすれば十分に合格できる水準です。

年度推薦入試倍率一般入試倍率推薦合格最低点(推定)一般合格最低点(推定)
2023年度1.1倍1.6倍約180点/300点約240点/400点
2024年度1.2倍1.8倍約185点/300点約250点/400点
2025年度1.1倍1.7倍約180点/300点約245点/400点

科目別の入試対策

国語の対策では、論説文の読解力と記述力が合否を分けます。桐蔭学園の国語は、文章量が多く、内容を正確に理解する力が求められます。特に記述問題の配点が高いため、「なぜそう言えるのか」を自分の言葉で説明する練習が不可欠です。過去問を解いた後は、必ず模範解答と照らし合わせ、どのようなポイントを押さえれば得点できるのかを分析しましょう。また、漢字や語句の知識問題も毎年出題されるため、『中学漢字1130の書き取り問題集』などを使って基礎を固めることも重要です。

数学の対策では、関数と図形分野が頻出です。特に関数のグラフと図形の融合問題は、思考力を問う良問が多く、しっかりとした理解が必要です。基礎が固まっていない生徒は、まず『中学数学の解き方をひとつひとつわかりやすく。』などで基本を押さえ、その後『全国高校入試問題正解』などで応用問題に取り組むと良いでしょう。計算ミスを減らすために、途中式を丁寧に書く習慣をつけることも大切です。また、証明問題も出題されるため、論理的な記述の練習も忘れずに行いましょう。

英語の対策では、長文読解とリスニングが重要です。英検準2級レベルの語彙力があれば、長文もスムーズに読めるようになります。長文対策としては、毎日1題ずつ長文問題を解き、分からない単語や熟語を必ずノートにまとめる習慣をつけましょう。『速読英単語 中学版』などを使って、文脈の中で単語を覚えるのも効果的です。リスニングは、過去問のCDを繰り返し聞き、英語の音に慣れることが大切です。また、文法問題も出題されるため、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』などで基礎を固めておきましょう。

理科の対策では、物理・化学分野の計算問題が合否を分けます。特に電流・磁界、化学反応と物質の質量などは頻出テーマです。暗記だけでなく、「なぜそうなるのか」を理解することが重要です。『塾で教える高校入試 理科 塾技80』などを使って、応用問題にも対応できる力をつけましょう。生物・地学分野は暗記が中心ですが、図やグラフを使った問題も出題されるため、資料集を活用して視覚的に理解することが効果的です。

社会の対策では、地理・歴史・公民がバランス良く出題されます。地理では地形図の読み取りや統計資料の分析、歴史では年代整序や因果関係の理解、公民では時事問題が頻出です。単なる暗記ではなく、「なぜそうなったのか」という背景まで理解することが大切です。『中学社会 スーパー歴史年表』などを使って、歴史の流れを把握し、『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』などで基礎を固めましょう。また、日頃から新聞やニュースに触れ、時事問題への関心を持つことも重要です。

併願校パターンと受験スケジュール

桐蔭学園高等学校を受験する場合、併願校の選び方が非常に重要です。神奈川県では、公立高校の入試が2月中旬、私立高校の入試が2月10日前後に集中するため、スケジュール管理が合否を左右します。ここでは、典型的な併願パターンをいくつかご紹介します。

公立高校を第一志望とする場合、桐蔭学園を併願優遇で受験するのが一般的です。例えば、公立トップ校の川和高校や希望ケ丘高校を第一志望とし、桐蔭学園のプログレスコースを併願優遇で確保しておくパターンです。これにより、公立高校が不合格でも、進学先が確保できる安心感があります。ただし、併願優遇の内申基準を満たす必要があるため、中学校での成績管理が重要です。

私立高校を第一志望とする場合、桐蔭学園を第一志望とし、安全校として日本大学高校や横浜隼人高校などを受験するパターンがあります。また、より上位の学校にチャレンジしたい場合は、法政大学第二高校や中央大学附属横浜高校を第一志望とし、桐蔭学園を併願校として受験することもできます。私立高校同士の併願では、試験日程が重ならないように注意が必要です。

受験スケジュールの組み方としては、1月中に私立高校の出願を済ませ、2月上旬に私立高校の入試を受験、その後2月中旬に公立高校の入試を受けるのが一般的な流れです。推薦入試の結果は2月上旬に発表されるため、合格すれば公立高校の入試に専念できます。不合格の場合は、一般入試に向けて最後の追い込みをかけることになります。

志望パターン第一志望併願校1併願校2ポイント
公立トップ志望川和高校桐蔭学園(併願優遇)内申基準を満たすことが重要
私立上位志望法政第二桐蔭学園(一般)日大高校試験日程の確認が必須
桐蔭第一志望桐蔭学園(単願)日大高校横浜隼人単願で確実に合格を狙う

在校生の声:「私は川和高校が第一志望でしたが、桐蔭学園を併願優遇で受験しました。内申点を確保するために、中3の2学期は定期テストに集中しました。結果的に桐蔭に進学しましたが、充実した高校生活を送れています。」(現高2・女子)

保護者の声:「併願校選びでは、通学時間や学費も考慮しました。桐蔭学園は自宅から通いやすく、進学実績も申し分なかったので、安心して受験させることができました。」(高1保護者)

学費とその他費用

私立高校への進学を考える際、学費は避けて通れない重要なテーマです。桐蔭学園高等学校の学費は、神奈川県内の私立高校の中では標準的な水準ですが、3年間でどのくらいの費用がかかるのか、具体的に見ていきましょう。

3年間の学費総額シミュレーション

桐蔭学園高等学校の入学金は25万円です。これは入学手続き時に一括で支払う必要があります。その後、年間の授業料は約48万円、施設費が約18万円、その他諸費用(PTA会費、生徒会費など)が約4万円となり、年間合計で約70万円が必要です。これに入学金を加えると、1年次は約95万円、2年次と3年次はそれぞれ約70万円となります。

したがって、3年間の学費総額は約235万円です。ただし、これはあくまで基本的な学費であり、制服代や教科書代、修学旅行費などは含まれていません。これらを含めると、実際にはもう少し費用がかかることになります。

項目1年次2年次3年次合計
入学金25万円25万円
授業料48万円48万円48万円144万円
施設費18万円18万円18万円54万円
その他諸費用4万円4万円4万円12万円
年間合計95万円70万円70万円235万円

その他の必要経費

学費以外にも、入学時にまとまった費用が必要です。制服代は約8万円で、夏服・冬服・体操服などが含まれます。男女ともにブレザースタイルで、デザインは落ち着いた印象です。教科書代は年間約3万円で、学年ごとに購入します。また、桐蔭学園ではICT教育を推進しており、タブレット端末(iPad)の購入が必須です。費用は約5万円で、3年間使用します。学校指定のケースや保険にも加入するため、初期費用として見込んでおきましょう。

修学旅行費は約15万円で、2年次に沖縄または九州方面への修学旅行が実施されます。また、1年次には校外学習として関西方面への研修があり、こちらは約5万円です。これらの費用は事前に積み立てる形で支払うことが多いため、計画的に準備しておく必要があります。

部活動費は部によって大きく異なります。文化部であれば年間数千円程度ですが、運動部の場合は年間5万円〜10万円かかることもあります。特に遠征が多い部活では、交通費や宿泊費が別途必要になることもあります。PTA会費は年間約6千円で、学校行事のサポートや保護者交流会の運営に使われます。

奨学金制度と学費サポート

桐蔭学園高等学校には、経済的な理由で就学が困難な生徒を支援する奨学金制度があります。学校独自の奨学金として、「桐蔭学園奨学金」があり、年間授業料の一部または全額が免除されます。選考は家庭の経済状況と学業成績を総合的に判断して行われます。また、入学後に家計が急変した場合にも対応する「緊急奨学金制度」も用意されています。

神奈川県には「私立高等学校等生徒学費補助金」という制度があり、年収約590万円未満の世帯には年間約39万8千円(授業料の実質無償化)、年収約910万円未満の世帯には段階的に補助金が支給されます。この制度を利用すれば、学費負担を大幅に軽減できます。申請は入学後に学校を通じて行うため、詳細は入学後の説明会で確認しましょう。

特待生制度については、桐蔭学園では入試成績優秀者を対象とした特待生制度があります。特待生に選ばれると、入学金や授業料の全額または一部が免除されます。ただし、特待生の人数は限られており、高い学力が求められます。特待生の基準は公表されていませんが、入試で上位数パーセント以内に入る必要があると言われています。

他校との学費比較

神奈川県内の主要私立高校と学費を比較すると、桐蔭学園はほぼ平均的な水準です。法政大学第二高校は年間約90万円、桐光学園は年間約75万円、日本大学高校は年間約70万円となっており、桐蔭学園の年間約70万円は標準的と言えます。ただし、学費だけでなく、教育内容や進学実績、施設の充実度なども総合的に判断することが重要です。

大学附属校と進学校では、学費の考え方も異なります。附属校の場合、高校の学費は高くても大学受験の予備校代がかからないため、トータルでは安くなることもあります。一方、進学校の場合は高校の学費に加えて予備校代も必要になることが多いため、3年間+大学受験までのトータルコストを考える必要があります。

学校名入学金年間授業料年間合計(概算)3年間合計(概算)
法政大学第二25万円約65万円約90万円約245万円
桐光学園25万円約50万円約75万円約225万円
桐蔭学園25万円約48万円約70万円約235万円
日本大学高校25万円約48万円約70万円約235万円

保護者の声:「学費は確かに安くはありませんが、施設の充実度や先生方の熱心な指導を考えると納得できる金額です。神奈川県の補助金制度も利用できたので、思ったより負担は軽くなりました。」(高2保護者)

保護者の声:「入学前に3年間の総額をシミュレーションして、家計と相談しました。修学旅行費などの積み立ても計画的に行えば、無理なく支払えます。ただし、部活動費は予想以上にかかることもあるので、余裕を持った資金計画が必要です。」(高1保護者)

リアルな学校生活と校風

偏差値や進学実績も大切ですが、3年間を過ごす学校生活の雰囲気はもっと重要です。桐蔭学園の日常は、どんな様子なのでしょうか。在校生のリアルな声とともに、学校生活の実態に迫ります。

1日のスケジュールと授業スタイル

桐蔭学園高等学校の登校時間は8時20分で、8時30分から朝のホームルームが始まります。1時限目は8時40分から始まり、1コマ50分授業が基本です。プログレスコースでは週に数日、7時間授業の日があり、最終下校時刻は18時頃になります。スタンダードコースは基本的に6時間授業で、15時30分頃には授業が終了します。その後、部活動に参加する生徒は17時30分〜18時頃まで活動します。

授業スタイルは、従来の講義型だけでなく、アクティブラーニングを積極的に取り入れています。生徒同士でディスカッションをしたり、グループでプレゼンテーションを作成したりする機会が多く、主体的に学ぶ力が育まれます。また、全教室にプロジェクターとWi-Fiが完備されており、ICT教育も充実しています。生徒は一人一台iPadを持ち、授業での調べ学習や課題提出に活用しています。

補習・講習のサポート体制も手厚く、定期考査前には補習授業が実施されます。また、長期休暇中には希望者向けの講習があり、苦手科目の克服や受験対策に取り組めます。特に3年生向けには、大学入試対策講座が充実しており、予備校に通わなくても十分な学習環境が整っています。質問対応も積極的で、放課後に職員室を訪れれば、先生方が丁寧に教えてくれます。

校則と生徒指導

桐蔭学園の校則は、神奈川県内の私立高校としては標準的な厳しさです。服装に関しては、制服の着こなしについて細かい規定があり、スカート丈やズボンの裾などがチェックされます。頭髪については、染髪・脱色は禁止で、パーマも原則として認められていません。男子の髪型は耳にかからない程度、女子は肩につく場合は結ぶなどのルールがあります。

スマートフォンの使用については、校内への持ち込みは許可されていますが、授業中の使用は厳禁です。休み時間や昼休みには使用できますが、撮影は禁止されています。万が一、授業中にスマホを使用していると、没収され保護者が取りに来るまで返却されないこともあります。SNSの使い方についても指導があり、トラブル防止のための啓発活動が行われています。

アルバイトは原則禁止です。ただし、家庭の経済状況などで特別な事情がある場合は、学校に相談すれば許可されることもあります。校則全体としては、「勉強と部活動に専念できる環境を作る」という方針のもと設定されており、極端に厳しいわけではありませんが、自由度が高いわけでもありません。

在校生の声:「校則は厳しすぎず緩すぎず、ちょうどいい感じです。スマホが使えないのは最初不便でしたが、慣れれば授業に集中できるようになりました。先生方も頭ごなしに怒るのではなく、なぜそのルールがあるのか説明してくれるので納得できます。」(現高2・男子)

年間行事と学校イベント

桐蔭学園の文化祭「鵬翔祭(ほうしょうさい)」は、毎年9月に開催される学校最大のイベントです。クラスごとに出し物を企画し、演劇、ダンス、お化け屋敷、模擬店などバラエティ豊かな企画が並びます。共学化後は男女が協力して企画を作り上げることで、クラスの団結力が高まると好評です。準備期間は約1ヶ月あり、放課後に集まって練習や制作に励む姿が見られます。一般公開もあり、中学生や保護者も多く訪れます。

体育祭は6月に開催され、赤・青・黄の3色に分かれて競います。リレー、綱引き、騎馬戦などの定番種目に加え、学年別の種目もあります。広大なグラウンドを使った迫力ある競技が魅力で、特に男女混合リレーは毎年盛り上がります。クラスや色団ごとに応援合戦もあり、一致団結して声援を送る姿は感動的です。

修学旅行は2年次に実施され、行き先は沖縄または九州方面です。3泊4日の日程で、歴史学習と自然体験を組み合わせたプログラムが組まれています。沖縄では平和学習として、ひめゆりの塔や平和祈念公園を訪問し、戦争の悲惨さを学びます。また、美ら海水族館やマングローブカヤック体験など、沖縄の自然も満喫できます。夜は民泊体験もあり、地元の方々との交流を通じて貴重な経験ができます。

その他にも、芸術鑑賞会、球技大会、合唱コンクールなど、年間を通じて様々な行事があります。1年生の春には新入生オリエンテーション合宿があり、クラスメイトや先生との親睦を深めます。3年生には受験前の追い込み時期に激励会が開催され、先生方や後輩からの応援メッセージに勇気をもらえます。

  • 4月:入学式、新入生オリエンテーション合宿
  • 5月:中間考査
  • 6月:体育祭
  • 7月:期末考査、夏期講習
  • 9月:文化祭(鵬翔祭)
  • 10月:芸術鑑賞会、中間考査
  • 11月:修学旅行(2年)
  • 12月:期末考査、冬期講習
  • 1月:センター試験激励会(3年)
  • 2月:球技大会
  • 3月:卒業式、春期講習

これらの行事を通じて、生徒たちは学力だけでなく、協調性やリーダーシップ、創造性を育んでいきます。

部活動の種類と実績

桐蔭学園高等学校には、運動部24部、文化部18部の合計42の部活動があります。加入率は約85%と高く、多くの生徒が部活動に参加しています。運動部では、ラグビー部、サッカー部、陸上競技部、水泳部、バスケットボール部などが強豪として知られています。特にラグビー部は全国大会常連で、過去に花園出場経験もあります。サッカー部も県大会上位の実力があり、プロ選手を輩出したこともあります。

文化部では、吹奏楽部、合唱部、演劇部、科学部などが活発に活動しています。吹奏楽部は毎年コンクールで金賞を受賞するなど高い評価を受けており、定期演奏会も開催されます。科学部は各種科学コンテストに出場し、優秀な成績を収めています。また、ディベート部は全国大会出場経験があり、論理的思考力を磨きたい生徒に人気です。

部活動の活動日数は部によって異なりますが、運動部は週5〜6日、文化部は週3〜4日が一般的です。兼部は原則として認められていませんが、文化部同士であれば相談次第で可能な場合もあります。途中入部については、1年生の6月頃まで体験入部期間があり、その後も空きがあれば入部できることが多いです。ただし、運動部の場合は基礎体力が必要なため、早めの入部が推奨されます。

部活動カテゴリ主な部活動活動レベル活動日数
運動部(強豪)ラグビー部、サッカー部、陸上競技部全国・関東大会レベル週6日
運動部(一般)バスケ部、バレー部、テニス部県大会レベル週5日
文化部(活発)吹奏楽部、演劇部、科学部コンクール入賞レベル週4日
文化部(一般)美術部、茶道部、写真部校内活動中心週3日

在校生の声:「私はサッカー部に所属していますが、勉強との両立は可能です。プログレスコースの部員もいて、練習後に一緒に勉強することもあります。先輩も勉強のことを気にかけてくれて、定期考査前は練習が軽めになります。」(現高2・男子)

生徒の雰囲気と人間関係

桐蔭学園は共学化から5年が経過し、男女の比率はおおむね男子55%、女子45%程度です。共学化当初は男女の交流に戸惑う生徒もいましたが、現在では自然な形で男女が協力し合う雰囲気が定着しています。文化祭や体育祭などの行事では、男女が一緒に企画を考え、役割分担して準備を進めます。恋愛に関しても、自然な範囲であれば特に問題視されません。

生徒の学力層は、偏差値60〜68の範囲に集まっており、真面目に勉強に取り組む生徒が多いです。ただし、ガリ勉タイプばかりではなく、部活動や趣味も全力で楽しむバランス型の生徒が主流です。家庭環境も多様で、医師や弁護士などの専門職の家庭もあれば、一般的なサラリーマン家庭もあり、特別な雰囲気はありません。

いじめ対策については、学校側が非常に敏感に対応しています。年に数回、いじめアンケートが実施され、問題があれば即座にカウンセラーや担任が対応します。また、スクールカウンセラーが常駐しており、生徒はいつでも相談できる体制が整っています。SNSトラブルについても、情報モラル教育が徹底されており、未然防止に力を入れています。

クラスの雰囲気は、学年やクラスによって異なりますが、全体的には明るく穏やかな雰囲気です。文化祭や体育祭などの行事を通じてクラスの団結力が高まり、卒業後も続く友情が生まれることも多いです。また、部活動を通じて学年を超えた交流も盛んで、先輩後輩の垣根を越えた関係が築けます。

在校生の声:「桐蔭学園に入学する前は、進学校だから堅苦しい雰囲気かと思っていましたが、実際は全然そんなことありませんでした。みんな勉強も頑張るけど、遊ぶときは全力で遊ぶし、メリハリがある学校です。友達もすぐにできて、毎日楽しいです。」(現高1・女子)

卒業生の声:「桐蔭学園での3年間で得た友人関係は、今でも私の宝物です。文化祭の準備で夜遅くまで残ったこと、体育祭で全力で応援したこと、受験前にみんなで励まし合ったこと、すべてが良い思い出です。」(2024年卒業生)

進学実績と進路指導

高校選びで最も重要な要素の一つが進学実績です。桐蔭学園高等学校は、どのような大学への進学実績があるのでしょうか。また、生徒一人ひとりの進路実現のために、どのようなサポートが行われているのでしょうか。

大学合格実績(過去3年間)

桐蔭学園高等学校は、国公立大学と難関私立大学への合格者を多数輩出しています。2025年度の合格実績を見ると、東京大学1名、京都大学1名、東京工業大学2名、一橋大学1名など、最難関国公立大学への合格者がいます。また、横浜国立大学15名、東京都立大学8名、千葉大学6名など、地元の国公立大学への合格も堅調です。国公立大学全体では、毎年80名〜100名程度の合格者を出しています。

私立大学では、早稲田大学45名、慶應義塾大学30名、上智大学28名、東京理科大学52名と、早慶上理で155名の合格実績があります。MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)では、明治大学78名、青山学院大学52名、立教大学45名、中央大学68名、法政大学92名と、合計335名が合格しています。これらの数字は延べ人数ですが、卒業生約400名のうち、多くの生徒が難関私立大学に合格していることが分かります。

医学部医学科への合格実績も注目すべき点です。2025年度は、東京医科歯科大学1名、横浜市立大学医学部1名、私立医学部では順天堂大学2名、昭和大学3名など、合計15名が医学部に合格しています。プログレスコースには医学部志望の生徒が多く、手厚いサポートが受けられます。

大学カテゴリ主な大学2023年度2024年度2025年度
最難関国公立東大、京大、東工大、一橋4名5名5名
国公立大学横国大、都立大、千葉大など85名92名98名
早慶上理早稲田、慶應、上智、東京理科142名148名155名
GMARCH明治、青学、立教、中央、法政310名325名335名
医学部医学科国公立・私立医学部12名13名15名

桐蔭横浜大学への内部進学

桐蔭学園高等学校の生徒は、系列の桐蔭横浜大学への内部推薦制度を利用できます。桐蔭横浜大学には、法学部、医用工学部、スポーツ科学部があり、特に医用工学部は全国的にも珍しい学部として注目されています。内部進学の推薦基準は、評定平均3.5以上が目安で、面接と小論文で選考が行われます。

内部進学率は例年10〜15%程度です。つまり、卒業生400名のうち40〜60名程度が桐蔭横浜大学に進学しています。多くの生徒は外部の大学を受験しますが、桐蔭横浜大学の特定の学部に魅力を感じて内部進学を選ぶ生徒もいます。内部進学のメリットは、受験勉強のストレスが少ないこと、学費が若干割安になること、そして高大連携プログラムで大学の授業を先取りできることです。

一方、デメリットとしては、選択肢が限られること、他大学への挑戦機会を失うことが挙げられます。桐蔭学園の進路指導では、内部進学を強制することはなく、生徒の希望を最優先します。「桐蔭横浜大学に魅力を感じるなら内部進学も良い選択肢だが、他大学を目指したいなら全力でサポートする」という姿勢です。実際、内部推薦の権利を持ちながら、他大学を受験する生徒も多くいます。

進路指導とキャリア教育

桐蔭学園の進路指導は、1年次から計画的に実施されます。1年生では「大学とは何か」「学部選択のポイント」などの基礎的な進路学習から始まり、2年生では具体的な大学・学部研究、3年生では受験対策と志望校決定へと段階的に進みます。年3回の進路面談では、担任が生徒一人ひとりの希望や適性を丁寧にヒアリングし、最適な進路をアドバイスします。

大学受験対策講座も充実しており、放課後や長期休暇中に各種講習が開講されます。国公立大学対策、私立大学対策、共通テスト対策など、目的別に講座が用意されており、予備校に通わなくても十分な学習環境が整っています。また、大手予備校との連携もあり、外部講師による特別講座も実施されます。河合塾や駿台の講師が学校に来て、最新の入試傾向や効果的な学習法を教えてくれます。

総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜のサポートも手厚いです。志望理由書の添削は何度でも受けられ、面接練習も複数の先生が対応してくれます。小論文対策講座もあり、論理的な文章の書き方を基礎から学べます。これらのサポートにより、毎年多くの生徒が推薦入試で合格を勝ち取っています。

卒業生による進路講演会も定期的に開催されます。医学部や難関大学に合格した先輩が、受験勉強の方法や高校生活の過ごし方についてアドバイスしてくれます。また、大学生活の様子も聞けるため、モチベーション向上につながります。保護者向けの進路説明会も年に数回開催され、最新の入試情報や家庭でのサポート方法などが共有されます。

コース別の進路傾向

プログレスコースの生徒は、難関国公立大学や医学部を目指す傾向が強いです。東京大学、京都大学、東京工業大学、一橋大学などの最難関大学合格者は、ほぼ全員がプログレスコース出身です。また、医学部医学科合格者の8割以上もプログレスコースから出ています。理系選択が約6割、文系選択が約4割で、理系志望がやや多めです。

スタンダードコースの生徒は、早慶上理やGMARCHなどの難関私立大学を目指す傾向があります。また、横浜国立大学や東京都立大学などの地元国公立大学への合格者も多く出ています。理系と文系の比率はほぼ半々です。スタンダードコースでも十分に難関大学を目指せる環境が整っており、自分の努力次第で進路の幅は広がります。

全体として、浪人率は約10〜15%です。難関国公立大学や医学部を目指す生徒の中には、現役合格できずに浪人を選択するケースもありますが、学校側は現役合格を推奨しています。ただし、生徒の夢を尊重する姿勢もあり、「どうしても東京大学に行きたい」という強い意志がある場合は、浪人も視野に入れたサポートをしてくれます。

卒業生の声:「私は医学部志望でプログレスコースに入りました。学校の授業だけで十分な学力がつき、予備校には通いませんでした。特に3年生の夏期講習は素晴らしく、過去問演習を徹底的にやりました。先生方が親身になってサポートしてくださり、無事に国公立医学部に合格できました。」(2024年卒業生・東京医科歯科大学医学部進学)

保護者の声:「進路指導が本当に丁寧で驚きました。担任の先生だけでなく、進路指導部の先生も一緒に相談に乗ってくれて、息子に合った大学・学部を見つけることができました。親としても安心してお任せできました。」(2024年卒業生保護者)

桐蔭学園高等学校と他校の比較

志望校を決める際、他校と比較検討することは非常に重要です。桐蔭学園高等学校は、神奈川県内の他の私立高校と比べて、どのような特徴があるのでしょうか。ライバル校との違いを詳しく見ていきましょう。

ライバル校との比較ポイント

桐蔭学園高等学校と他校を比較する際のポイントは、立地・アクセス、偏差値・入試難易度、学費、進学実績、校風・教育方針の5つです。立地については、桐蔭学園は横浜市青葉区の丘陵地帯に位置し、自然豊かな環境ですが、駅からバスが必要なため通学にやや時間がかかります。一方、駅近の学校と比べると、静かで落ち着いた環境で学習できるメリットがあります。

偏差値については、桐蔭学園は神奈川県内の私立高校の中で中上位から上位クラスに位置します。法政第二や中央大学附属横浜よりはやや低く、桐光学園や日本大学高校と同程度です。学費は、神奈川県内の私立高校の中では標準的で、特別高くも安くもありません。進学実績は、国公立大学と難関私立大学への合格者が多く、進学校としての実力を備えています。

校風については、桐蔭学園は文武両道を重視し、勉強だけでなく部活動や行事にも力を入れています。大学附属校のようなゆったりした雰囲気ではなく、進学校としての緊張感がありますが、堅苦しすぎることもありません。教育方針としては、アクティブラーニングやICT教育など、現代的な教育手法を積極的に取り入れている点が特徴です。

法政大学第二高等学校との比較

法政大学第二高等学校は、法政大学への推薦枠が非常に豊富な大学附属校です。卒業生の約80%が法政大学に内部進学し、残り20%が他大学を受験します。偏差値は70前後と、桐蔭学園プログレスコースより高めです。立地は川崎市中原区で、JR南武線「武蔵小杉駅」からバスでアクセスします。

学費は年間約90万円で、桐蔭学園より20万円程度高めです。ただし、大学まで内部進学する場合、大学受験の予備校代がかからないため、トータルコストでは安くなる可能性もあります。進学実績は、法政大学への内部進学が中心で、外部受験する生徒は早慶やGMARCHを目指すことが多いです。

どんな生徒に向いているか:法政第二は、「法政大学に進学したい」「受験勉強のストレスなく高校生活を楽しみたい」という生徒に最適です。一方、桐蔭学園は「国公立大学や医学部を目指したい」「幅広い進路選択肢を持ちたい」という生徒に向いています。

比較項目桐蔭学園高校法政大学第二高校
偏差値60-6870
学費(年間)約70万円約90万円
大学内部進学率10-15%約80%
国公立大合格者数約100名約20名
校風文武両道・進学校大学附属・自由な雰囲気
通学青葉台駅からバス武蔵小杉駅からバス

桐光学園高等学校との比較

桐光学園高等学校は、桐蔭学園と校名が似ていますが、全く別の学校法人です。桐光学園の最大の特徴は、高校は男女別学を維持していることです。「男女それぞれの特性に合わせた教育」を理念としており、男子は理系、女子は文系が強いと言われています。偏差値は65前後で、桐蔭学園のプログレスコースとほぼ同じです。

立地は川崎市麻生区で、小田急線「栗平駅」から徒歩12分程度です。桐蔭学園よりも駅から近く、通学の利便性は高いと言えます。学費は年間約75万円で、桐蔭学園とほぼ同程度です。

進学実績は、早慶上理で約120名、GMARCHで約280名の合格者を出しており、桐蔭学園とほぼ同水準です。国公立大学への合格者は約70名で、桐蔭学園よりやや少なめですが、十分な実績を持っています。校風は、男女別学ならではのきめ細かい指導が特徴で、それぞれの性別に合わせた教育プログラムが組まれています。

どんな生徒に向いているか:桐光学園は、「男女別学の環境で学びたい」「少人数できめ細かい指導を受けたい」という生徒に向いています。一方、桐蔭学園は「共学の環境で多様な価値観に触れたい」「広大なキャンパスで充実した施設を使いたい」という生徒に向いています。

比較項目桐蔭学園高校桐光学園高校
男女別学・共学共学男女別学
偏差値60-6865
学費(年間)約70万円約75万円
国公立大合格者数約100名約70名
通学青葉台駅からバス栗平駅から徒歩12分
校風大規模・施設充実中規模・きめ細かい指導

公立トップ校(川和高校など)との比較

神奈川県の公立トップ校である川和高校は、偏差値70前後で、桐蔭学園プログレスコースより高めです。学費は年間約30万円程度で、私立の半分以下です。進学実績も優秀で、早慶上理で約150名、国公立大学で約120名の合格者を出しています。部活動も盛んで、文武両道を実現できる環境が整っています。

私立と公立の最大の違いは、学費と施設・設備、カリキュラムの自由度です。公立高校は学費が安い反面、施設は私立ほど充実していないことが多く、カリキュラムも学習指導要領の範囲内に限られます。一方、私立高校は学費が高い分、最新の設備やICT環境が整っており、独自のカリキュラムで先進的な教育が受けられます。

また、クラス編成や進路指導の面でも違いがあります。公立高校は1クラス40人前後で、進路指導も生徒の自主性に任せる部分が大きいです。私立高校は1クラス35人前後で、進路面談の回数も多く、手厚いサポートが受けられます。どちらが良いかは、生徒の性格や家庭の経済状況によって異なります。

どんな生徒に向いているか:公立トップ校は、「学費を抑えたい」「自主性を重んじる環境で学びたい」「地元の友人と一緒に通いたい」という生徒に向いています。桐蔭学園は、「手厚いサポートを受けたい」「充実した施設で学びたい」「私立ならではの教育プログラムに魅力を感じる」という生徒に向いています。

受験生からのよくある質問Q&A

ここでは、桐蔭学園高等学校を受験する中学生や保護者からよく寄せられる質問に答えていきます。不安や疑問を解消して、自信を持って受験に臨みましょう。

入試について

Q:併願優遇の基準を教えてください

A:併願優遇の内申基準は、プログレスコースで「9科41以上」、スタンダードコースで「9科39以上」が目安です。ただし、年度によって若干変動することがあるため、必ず学校説明会で最新情報を確認してください。また、欠席日数が多い場合(年間20日以上など)は、内申点の基準を満たしていても不利になることがあります。中学校での出席状況も大切にしましょう。

Q:内申点が足りない場合、当日点でカバーできますか?

A:一般入試(オープン入試)であれば、内申点の基準がないため、当日の試験結果のみで判定されます。推薦入試で内申基準を満たせない場合は、一般入試で挑戦することになります。一般入試では、各科目で平均7割以上の得点を目標にすると良いでしょう。過去問演習を徹底的に行い、出題傾向に慣れておくことが重要です。

Q:過去問は何年分解くべきですか?

A:最低でも過去3年分、できれば5年分解くことをおすすめします。1年目は時間を気にせず丁寧に解き、2年目以降は本番と同じ時間配分で解いて、時間感覚を身につけましょう。また、間違えた問題は必ず復習し、なぜ間違えたのかを分析することが大切です。同じような問題が出題されることも多いため、過去問演習は非常に効果的です。

学校生活について

Q:通学時間が長くても大丈夫ですか?

A:桐蔭学園には、片道1時間以上かけて通学している生徒も多くいます。電車やバスの中で予習・復習をするなど、通学時間を有効活用している生徒も少なくありません。ただし、部活動に参加する場合は帰宅時間が遅くなるため、通学時間が長すぎると体力的に厳しくなることもあります。学校説明会の際に、実際の通学ルートを確認しておくと良いでしょう。

Q:友達はすぐにできますか?

A:入学直後の4月に新入生オリエンテーション合宿があり、そこでクラスメイトと親睦を深める機会があります。また、部活動に入部すれば、同じ趣味を持つ仲間との出会いがあります。桐蔭学園の生徒は明るく親しみやすい雰囲気なので、自然と友達ができる環境です。最初は緊張するかもしれませんが、勇気を出して話しかけてみることが大切です。

Q:部活に入らないといけませんか?

A:部活動への入部は任意です。約85%の生徒が部活動に参加していますが、残り15%は帰宅部として勉強や趣味に時間を使っています。特にプログレスコースの生徒の中には、勉強に集中するために部活動に入らない選択をする人もいます。ただし、部活動は友人関係を広げる良い機会でもあるため、興味のある部活があれば、ぜひ体験入部してみることをおすすめします。

進路について

Q:桐蔭横浜大学以外に進学する人は多いですか?

A:はい、約85〜90%の生徒が外部の大学を受験します。桐蔭学園は進学校としての性格が強く、多くの生徒が国公立大学や難関私立大学を目指します。桐蔭横浜大学への内部進学を選ぶのは10〜15%程度で、特定の学部(医用工学部など)に魅力を感じた生徒が選択しています。学校側も外部大学受験を積極的にサポートしてくれるので、安心して受験勉強に取り組めます。

Q:理系・文系どちらが強いですか?

A:桐蔭学園は理系・文系ともにバランス良く実績を出しています。国公立大学の合格者を見ると、理系の方がやや多い傾向がありますが、文系でも早稲田大学や慶應義塾大学の文系学部に合格者を出しています。どちらを選んでも十分なサポートが受けられるため、自分の興味や適性に合わせて選択しましょう。

Q:浪人する生徒はいますか?

A:毎年、卒業生の約10〜15%が浪人を選択します。主に難関国公立大学や医学部を目指す生徒が、現役合格できずに浪人することが多いです。学校側は現役合格を推奨していますが、生徒の夢を尊重する姿勢もあり、浪人を選択した生徒に対しても卒業後のサポートを行っています。ただし、浪人には精神的・経済的な負担もあるため、慎重に判断することが大切です。

学費について

Q:学費の分割払いは可能ですか?

A:はい、桐蔭学園では学期ごとの分割払いが可能です。入学金は入学手続き時に一括払いですが、授業料や施設費は3期(4月・9月・1月)に分けて納入できます。また、経済的な理由で一括払いが難しい場合は、学校に相談すれば柔軟に対応してもらえることもあります。入学前に不安がある場合は、早めに事務室に相談することをおすすめします。

Q:特待生になる条件は?

A:特待生は、入試の成績上位者が選ばれます。具体的な基準は公表されていませんが、一般的には入試で上位5%以内に入る必要があると言われています。特待生に選ばれると、入学金や授業料の全額または一部が免除されます。ただし、入学後の成績が一定基準を下回ると、特待生資格を失うこともあるため、継続的な努力が必要です。

まとめ:桐蔭学園高等学校はこんな人におすすめ

ここまで、桐蔭学園高等学校について、基本情報から入試対策、学校生活、進学実績まで詳しく解説してきました。最後に、桐蔭学園がどんな生徒に向いているのか、受験を決める前にチェックすべきポイントをまとめます。

桐蔭学園に向いている生徒のタイプ

桐蔭学園高等学校は、以下のような生徒に特におすすめです。

1. 文武両道を目指したい生徒
勉強だけでなく、部活動や学校行事にも積極的に取り組みたい生徒には最適な環境です。充実した施設と手厚いサポート体制により、勉強と部活の両立が可能です。

2. 国公立大学や難関私立大学を目指す生徒
進学校としての実績があり、国公立大学や早慶上理、GMARCHへの合格者を多数輩出しています。特にプログレスコースでは、難関大学を目指す仲間と切磋琢磨できます。

3. ICT教育や先進的な学習に興味がある生徒
一人一台iPadを持ち、アクティブラーニングを積極的に取り入れた授業が受けられます。従来の詰め込み型ではなく、主体的に学ぶ力を身につけたい生徒に向いています。

4. 共学の環境で多様な価値観に触れたい生徒
2020年に完全共学化した桐蔭学園では、男女が協力して学校生活を送っています。多様な価値観を持つ仲間との交流を通じて、社会性やコミュニケーション能力を育むことができます。

5. 手厚いサポートを受けながら成長したい生徒
進路指導、補習・講習、カウンセリングなど、サポート体制が充実しています。自分一人では不安という生徒も、先生方の手厚いサポートを受けながら目標に向かって頑張れます。

受験を決める前にチェックすべきポイント

桐蔭学園への受験を決める前に、以下のポイントを確認しておきましょう。

1. 通学時間と通学ルート
最寄り駅からバスが必要なため、自宅からの通学時間を事前に確認しましょう。実際に学校説明会に参加して、通学ルートを体験することをおすすめします。

2. コース選択(プログレス・スタンダード)
自分の学力レベルと目標に合わせて、どちらのコースが適しているか検討しましょう。プログレスコースは学習量が多く、部活動との両立が難しい場合もあります。

3. 学費負担と奨学金制度
3年間の学費総額を把握し、家計に無理がないか確認しましょう。神奈川県の補助金制度や学校独自の奨学金制度も活用できます。

4. 進路の方向性
国公立大学志望なのか、私立大学志望なのか、医学部志望なのかによって、適した環境が異なります。自分の進路希望と学校のサポート体制が合っているか確認しましょう。

5. 校風と自分の性格の相性
学校説明会やオープンキャンパスに参加して、実際の雰囲気を肌で感じることが大切です。在校生の話を聞いたり、授業見学をしたりして、自分に合った環境か判断しましょう。

学校説明会・オープンキャンパスの活用方法

桐蔭学園では、年に数回、学校説明会とオープンキャンパスが開催されます。これらのイベントは、学校の雰囲気を知る絶好のチャンスです。以下のポイントを意識して参加しましょう。

1. 事前に質問リストを作成する
公式サイトで分からなかったことや、不安に思っていることをリストアップしておき、説明会で質問しましょう。個別相談の時間もあるため、遠慮せず聞いてください。

2. 在校生に話を聞く
オープンキャンパスでは、在校生がガイド役を務めることが多いです。入試対策や学校生活のリアルな様子など、先輩だからこそ聞ける話を積極的に質問しましょう。

3. 施設を実際に見学する
教室、図書館、体育館、食堂などを実際に見て、自分がそこで学ぶ姿をイメージしましょう。特に理科実験室やICT設備などは、公式サイトの写真だけでは分からない部分もあります。

4. 通学ルートを確認する
説明会の帰りに、実際に最寄り駅から学校までのルートを歩いてみましょう。バスの本数や混雑具合なども確認できます。

5. 保護者も一緒に参加する
学校選びは、生徒本人だけでなく保護者も納得することが大切です。一緒に参加して、学費や進路指導について詳しく聞きましょう。

最後のメッセージ

桐蔭学園高等学校は、充実した教育環境と手厚いサポート体制を持つ、神奈川県内有数の進学校です。国公立大学や難関私立大学を目指す生徒にとって、理想的な環境が整っています。また、共学化により、多様な価値観を持つ仲間と切磋琢磨しながら成長できる学校に生まれ変わりました。

受験勉強は大変ですが、その先には充実した高校生活が待っています。桐蔭学園で、かけがえのない仲間と出会い、夢に向かって全力で挑戦する3年間を過ごしてみませんか。

この記事が、あなたの進路選択の一助となれば幸いです。桐蔭学園高等学校への受験を決めた方は、ぜひ学校説明会に参加して、自分の目で学校の雰囲気を確認してください。そして、合格を勝ち取り、充実した高校生活を送ってください。

皆さんの受験が成功することを、心から応援しています。頑張ってください!