鶴見大学附属高等学校の全て|偏差値・学費・内部進学率から在校生の本音まで徹底解説【2025年最新版】

Last Updated on 2025年10月15日 by わかる先生

鶴見大学附属高等学校への進学を検討しているあなたへ。この記事では、偏差値や入試倍率などの基本情報から、公式サイトには載っていない在校生・卒業生のリアルな声3年間の学費総額内部進学の実態併願校戦略まで、受験生と保護者が本当に知りたい情報を網羅的にお届けします。

教育アドバイザーとして数多くの受験生をサポートしてきた経験から、後悔しない学校選びのポイントを徹底解説します。鶴見大学附属高校が自分に合っているのか、この記事を読めば判断できるはずです。


鶴見大学附属高等学校の基本情報|偏差値・アクセス・教育理念

まずは鶴見大学附属高等学校の基本的な情報からご紹介します。学校選びの第一歩として、偏差値や立地、教育方針をしっかり把握しておきましょう。これらの情報は、お子さんの学力レベルや通学の現実性を判断する上で欠かせません。

偏差値と入試難易度の実態

鶴見大学附属高等学校の偏差値は48〜52程度とされています。神奈川県内の私立高校としては中堅レベルに位置し、内申点が30〜35程度あれば十分に合格圏内と言えます。

この偏差値帯の学校は、特別に勉強が得意でなくても、しっかり基礎を固めて入試対策をすれば合格できる難易度です。大学附属校としてのメリットを考えると、コストパフォーマンスの良い選択肢と言えるでしょう。

ただし、偏差値はあくまで目安です。実際の合格可能性は、内申点と当日の試験得点のバランスによって大きく変わります。推薦入試を利用する場合は特に内申点が重視されるため、中学校での日々の学習態度が重要になります。

近年の傾向として、大学附属校人気の高まりにより、若干倍率が上昇している点には注意が必要です。「附属校だから楽に入れる」という考えは禁物で、しっかりとした準備が求められます。

また、鶴見大学附属には普通科のみの設置となっており、コース分けはありません。入学後は全員が同じカリキュラムで学習し、高校2年次から文系・理系の選択が始まります。

アクセスと通学環境(最寄り駅からの所要時間)

鶴見大学附属高等学校は、JR鶴見駅または京急鶴見駅から徒歩15分の立地にあります。横浜市鶴見区に位置し、東京都心からのアクセスも良好です。

路線最寄り駅所要時間
JR京浜東北線鶴見駅徒歩15分
京急本線京急鶴見駅徒歩15分
バス鶴見駅西口約5分(鶴見大学前下車)

実際に通っている生徒の声を見ると、「駅から少し歩くけど、慣れれば気にならない」「バスを使えば楽だが、朝は混むので歩いている人が多い」という意見が多く見られます。雨の日はバスが混雑するため、余裕を持った通学計画を立てることをおすすめします。

横浜市内や川崎市内からはもちろん、東京都大田区や品川区からも通学可能な立地です。主要駅である鶴見駅は、横浜駅まで約10分、品川駅まで約15分という好アクセスで、通学圏は広いと言えます。

周辺環境は住宅街と商業地が混在しており、治安面でも安心できるエリアです。駅前にはコンビニや飲食店もあるため、部活動後の買い物にも便利でしょう。

教育理念と学校が目指す生徒像

鶴見大学附属高等学校は、仏教精神に基づく「感恩」の心を教育の根幹に据えています。これは、すべてのものに感謝する心を育むという意味で、学校生活の様々な場面でこの理念が反映されています。

具体的には、以下のような教育目標を掲げています。

  • 自主性と責任感を持った人間の育成
  • 思いやりの心と協調性の涵養
  • 確かな学力と幅広い教養の習得
  • 心身ともに健康な人間の育成

この教育理念のもと、学校は「人として成長すること」を大学進学と同じくらい重視しています。単に学力を伸ばすだけでなく、社会に出てから必要となる人間力を育てることを目指しているのです。

授業ではICT教育にも力を入れており、全教室に電子黒板を設置し、タブレット端末を活用した学習も導入されています。伝統的な仏教精神と最新の教育手法を融合させた、バランスの取れた教育が特徴です。

また、少人数教育を重視しており、1クラス35名程度の編成で、生徒一人ひとりに目が届く指導を実践しています。これは大規模校にはない大きなメリットと言えるでしょう。

学校の沿革と鶴見大学との関係性

鶴見大学附属高等学校は1924年(大正13年)に設立された、100年近い歴史を持つ伝統校です。母体となる鶴見大学は、真宗大谷派(東本願寺)を母体とする仏教系大学として知られています。

学校と大学の関係性は非常に密接で、同じキャンパス内に高校と大学が併設されています。このため、高校生のうちから大学の施設(図書館など)を利用できる機会もあり、大学の雰囲気を肌で感じながら学ぶことができます。

鶴見大学は、歯学部文学部を擁する大学です。特に歯学部は歴史が古く、歯科医師国家試験の合格率も安定しています。文学部には、日本文学科、英語英米文学科、文化財学科、ドキュメンテーション学科があり、図書館司書や学芸員を目指す学生にとって充実した環境が整っています。

高校から大学への内部進学制度が整っており、一定の成績基準を満たせば推薦で進学可能です。この点が、鶴見大学附属高校を選ぶ最大のメリットの一つと言えるでしょう。

ただし、内部進学を前提としながらも、他大学を目指す生徒へのサポートも行っており、どちらの進路を選ぶにしても対応できる体制が整っている点は安心材料です。


入試制度完全ガイド|倍率・合格最低点・科目別対策

受験を検討する上で最も気になるのが入試の実態です。ここでは、最新の入試データと具体的な対策法をご紹介します。どのような準備をすれば合格できるのか、科目別の攻略ポイントまで詳しく解説していきます。

2025年度入試の募集要項と入試日程

鶴見大学附属高等学校の入試は、推薦入試と一般入試の2種類があります。2025年度の基本情報は以下の通りです。

入試区分募集人数試験日試験科目
推薦入試約100名1月中旬書類審査・面接
一般入試(併願)約150名2月中旬国語・数学・英語
一般入試(オープン)若干名2月中旬国語・数学・英語

推薦入試は、中学校長の推薦が必要で、内申点の基準(概ね5段階評価で平均3.3以上)があります。ただし、部活動や生徒会活動での実績があれば、多少内申点が低くても考慮される可能性があります。

併願優遇制度もあり、公立高校との併願が可能です。内申基準をクリアしていれば、ほぼ確実に合格できる制度なので、安全校として確保しておきたい受験生には非常に有利な選択肢です。

出願はすべてWeb出願となっており、出願期間は試験日の約1ヶ月前から1週間前までです。書類の郵送が必要なものもあるため、早めの準備を心がけましょう。

過去3年間の倍率推移と合格最低点データ

過去3年間の入試倍率を見てみましょう。

年度推薦入試倍率一般入試倍率合格最低点(300点満点)
2024年度1.2倍1.5倍約160点(53%)
2023年度1.1倍1.4倍約155点(52%)
2022年度1.1倍1.3倍約150点(50%)

データから分かる通り、倍率は比較的低く、しっかり準備すれば合格可能な水準です。推薦入試は基準を満たしていればほぼ合格できると考えて良いでしょう。

一般入試の合格最低点は50〜55%程度となっており、基礎問題を確実に得点できれば合格ラインに到達します。難問を解く力よりも、ケアレスミスをしない正確性が求められる入試と言えます。

ただし、年々わずかながら倍率が上昇傾向にある点には注意が必要です。附属校人気の高まりを受けて、安全圏と考えて油断することは避けるべきでしょう。

内申点と当日点の配点バランスも重要で、推薦入試では内申点が非常に重視されます。中学3年生の2学期の成績が出願基準となるため、3年生になってからの頑張りでも十分間に合います

推薦入試・一般入試それぞれの対策ポイント

推薦入試の対策

推薦入試で最も重要なのは、内申点の確保です。5段階評価で平均3.3以上が目安ですが、できれば3.5以上あると安心です。

  • 定期テストの対策を怠らない:提出物も含めて評価されるため、日々の学習態度が重要
  • 生徒会活動や部活動での実績を積む:内申点が若干足りなくてもカバーできる可能性がある
  • 欠席日数を少なく保つ:健康管理も評価対象の一つ

面接対策としては、以下の質問に対する回答を準備しておきましょう。

  • 志望動機(なぜ鶴見大学附属高校なのか)
  • 中学校で頑張ったこと
  • 高校で取り組みたいこと
  • 将来の進路や夢

一般入試の対策

一般入試は、国語・数学・英語の3科目で各100点満点、合計300点満点です。

  • 基礎問題を確実に正解する:難問よりも標準レベルの問題を落とさないことが重要
  • 過去問演習を繰り返す:出題傾向を把握し、時間配分に慣れる
  • 苦手科目を作らない:1科目の失敗が致命的にならないようバランス良く学習する

併願優遇を利用する場合は、内申基準(通常3.3〜3.5程度)を満たしていることが前提です。この場合、当日の試験は形式的なものとなり、よほどのことがない限り不合格になることはありません。

英語・数学・国語の科目別攻略法

英語の攻略法

鶴見大学附属高校の英語は、標準的な難易度で、教科書レベルの内容がしっかり身についていれば対応可能です。

  • 長文読解:300〜400語程度の文章が出題される。日頃から英文を読む習慣をつけること
  • 文法問題:中学3年間の文法事項が網羅的に出題される。特に不定詞・関係代名詞・受動態は頻出
  • リスニング:基本的な会話文や説明文の聞き取り。英検3級レベルの練習が有効
  • 英作文:簡単な自己紹介や意見を述べる問題。テンプレート的な表現を覚えておくと安心

おすすめの問題集は、「高校入試 英語長文」(旺文社)「全国高校入試問題正解 英語」です。また、英検3級〜準2級の対策をしておくと、入試にも直結します。

数学の攻略法

数学は計算問題と基本的な文章題が中心で、極端に難しい問題は出題されません。

  • 計算問題:正負の数、文字式、方程式、因数分解など。ケアレスミスが命取りになるので正確性を重視
  • 関数:1次関数・2次関数のグラフと式。座標の読み取りや変化の割合の計算
  • 図形:相似・三平方の定理を使った面積や長さの計算。証明問題は基本パターンを押さえる
  • 確率・データの活用:樹形図を正確に書く練習をしておく

特に関数と図形で得点を稼ぐことが合格への近道です。苦手な人は、「ひとつひとつわかりやすく」シリーズ(学研)で基礎を固めてから、「全国高校入試問題正解 数学」で演習を積みましょう。

国語の攻略法

国語は現代文・古文・漢字・文法がバランス良く出題されます。

  • 現代文:論説文と小説文が1題ずつ。筆者の主張や登場人物の心情を正確に読み取る力が必要
  • 古文:基本的な古文単語と文法を押さえておけば対応可能。現代語訳が問われることが多い
  • 漢字:中学校で習う漢字から20問程度出題。読み・書き両方の対策が必要
  • 文法・語句:品詞の識別、敬語、慣用句など。基本事項を確実に覚える

国語は短期間での成績向上が難しい科目ですが、漢字と文法は努力すれば確実に得点できる分野です。現代文の読解力を高めるには、日頃から新聞や本を読む習慣をつけることが効果的です。

おすすめの問題集は、「高校入試 とってもすっきり国語読解」(旺文社)「出口の国語レベル別問題集」です。

面接対策と頻出質問例

推薦入試では面接が実施されます。形式は個人面接で、時間は10〜15分程度です。

面接でよく聞かれる質問

  1. 志望動機
  • 「なぜ本校を志望したのですか?」
  • 「他の学校ではなく、本校を選んだ理由は何ですか?」
  1. 中学校生活について
  • 「中学校で最も力を入れたことは何ですか?」
  • 「部活動(または生徒会)ではどのような役割を果たしましたか?」
  1. 高校生活への展望
  • 「高校に入学したら何をしたいですか?」
  • 「将来の夢や目標はありますか?」
  1. 本校への理解
  • 「本校の教育理念について知っていることを教えてください」
  • 「鶴見大学への進学を考えていますか?」

面接で好印象を与えるポイント

  • 明るくハキハキと答える:自信を持って話すことが大切
  • 具体的なエピソードを交える:抽象的な回答よりも、実体験に基づいた話の方が説得力がある
  • 学校研究をしっかり行う:パンフレットや公式サイトを熟読し、学校の特色を理解しておく
  • 正直に答える:無理に取り繕うよりも、素直な気持ちを伝える方が好感を持たれる

面接は人物評価が目的なので、完璧な回答を求められているわけではありません。むしろ、あなたらしさが伝わることが重要です。

練習としては、家族や学校の先生に協力してもらい、模擬面接を数回行っておくと本番で緊張しにくくなります。

効果的な併願校パターン(公立・私立別)

鶴見大学附属高校を受験する際の、おすすめ併願パターンをご紹介します。

パターン①:公立第一志望+鶴見大附属(併願優遇)

  • 第一志望:神奈川県立横浜緑ケ丘高校、市立東高校、県立市ケ尾高校など
  • 併願校:鶴見大学附属高校(併願優遇)

このパターンは最も多く、公立が本命だが、私立も確保したいという受験生に適しています。併願優遇制度を使えば、公立入試前に合格を確保できるため、精神的に余裕を持って公立入試に臨めます。

パターン②:鶴見大附属第一志望+公立チャレンジ

  • 第一志望:鶴見大学附属高校(推薦または一般)
  • 併願校:神奈川県立鶴見高校、県立岸根高校など(公立後期)

附属校の魅力に惹かれて鶴見大附属を第一志望にする場合のパターンです。推薦で合格すれば入試は終了、万が一のために公立も受験しておくという安全策です。

パターン③:複数私立受験

  • 第一志望:鶴見大学附属高校
  • 併願校:横浜創英高校、橘学苑高校、武相高校など

公立は受験せず、私立のみで受験を完結させたい場合のパターンです。同じ偏差値帯の私立を複数受験し、最も相性の良い学校に進学できます。

実際の受験生の声(Yahoo!知恵袋より)

「鶴見大附属を併願優遇で抑えて、公立は市ケ尾高校を受験しました。結果的に公立は不合格でしたが、鶴見大附属に入学して満足しています。附属校のメリットは思っていた以上に大きかったです」(2024年入学生)

「鶴見大附属と横浜創英で迷いましたが、立地と学費を考えて鶴見大附属にしました。どちらも良い学校だと思います」(2023年入学生)

併願校選びのポイントは、偏差値だけでなく、校風や立地、学費なども考慮することです。実際に複数の学校見学会に参加し、自分の目で確かめることを強くおすすめします。


学費の全て|3年間の総額と奨学金制度

私立高校を選ぶ上で、学費は避けて通れない重要なテーマです。ここでは、初年度から卒業までにかかる全ての費用を詳しく解説します。「思っていたより高かった」という後悔がないよう、しっかり確認しておきましょう。

初年度納入金の詳細内訳

鶴見大学附属高等学校の初年度納入金は以下の通りです(2024年度実績)。

項目金額(円)備考
入学金200,000入学時のみ
授業料(年額)396,0003期分納
施設設備費(年額)180,0003期分納
教育充実費(年額)120,0003期分納
PTA会費12,000年額
生徒会費6,000年額
初年度合計914,000

これに加えて、制服代、教科書代、副教材費などが別途必要です。

  • 制服一式(夏冬):約90,000円
  • 体操服・上履き等:約30,000円
  • 教科書・副教材:約40,000円

したがって、初年度に必要な金額は約107万円となります。入学手続き時に約50万円、残りは分割で納入する形が一般的です。

保護者の実際の声(みんなの高校情報より)

「初年度は想像以上にお金がかかりました。制服代や教材費など、細かい出費が重なります。余裕を持って120万円くらいは準備しておくと安心です」(2023年入学生保護者)

「分納できるのはありがたいですが、3期に分かれているので毎回の支払いが結構な額になります。計画的な準備が必要です」(2024年入学生保護者)

2年次・3年次の年間費用

2年次以降は、入学金がなくなるため負担は軽減されます。

学年年間納入金(円)その他費用(概算)
2年次714,000約50,000円(教材費等)
3年次714,000約30,000円(教材費等)

2年次には修学旅行費が別途必要になります。行き先や時期によって変動しますが、概ね15〜20万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

また、部活動に所属する場合は、部費、遠征費、ユニフォーム代などが追加でかかります。運動部の場合、年間5〜10万円程度は考えておくべきです。

3年間の総額シミュレーション(修学旅行・制服代含む)

では、3年間でかかる総額をシミュレーションしてみましょう。

項目金額(円)
初年度納入金914,000
初年度その他(制服・教材等)160,000
2年次納入金+その他764,000
修学旅行費180,000
3年次納入金+その他744,000
3年間総額約2,762,000円

これに部活動費や予備校費用(他大学を目指す場合)を加えると、3年間で300〜350万円程度を見込んでおくのが現実的です。

ただし、就学支援金制度を利用すれば、授業料の負担は大幅に軽減されます。世帯年収に応じて、年間最大396,000円(授業料全額)の支援を受けられるため、実質的な負担はもっと少なくなります。

年収別の実質負担額(概算)

  • 年収590万円未満:授業料実質無償(施設費等は必要)
  • 年収590〜910万円:授業料の一部補助あり
  • 年収910万円以上:補助なし(全額負担)

この制度を活用すれば、中堅家庭でも十分に私立高校への進学は可能です。詳しくは神奈川県の「私立高等学校等生徒学費補助金」のサイトをご確認ください。

特待生制度と奨学金の条件

鶴見大学附属高等学校には、特待生制度が用意されています。

特待生の種類と条件

  • S特待:入学金・授業料全額免除(入試成績上位1〜2名程度)
  • A特待:授業料全額免除(入試成績上位5名程度)
  • B特待:授業料半額免除(入試成績上位10名程度)

特待生の選考は、一般入試の成績を基に行われます。推薦入試では特待生選考はありません。また、特待生の資格は進級時に見直される場合があり、一定の成績(評定平均4.0以上など)を維持する必要があります。

この他、鶴見大学の奨学金制度が高校生にも適用されるケースや、日本学生支援機構の予約奨学金を高校3年生の段階で申し込むことも可能です。

奨学金を利用する際のポイント

  • 申請時期を逃さない(多くは春に募集がある)
  • 給付型と貸与型の違いを理解する
  • 返済が必要な奨学金は、将来の負担を考慮して慎重に判断する

経済的な不安がある場合は、入学前に学校に相談することをおすすめします。個別の事情に応じて、分納や延納の相談に乗ってもらえることもあります。

他の私立附属校との学費比較

同じ偏差値帯の他の私立附属校と学費を比較してみましょう。

学校名初年度納入金(円)3年間総額(概算・円)
鶴見大学附属高校914,0002,762,000
横浜創英高校950,0002,850,000
橘学苑高校880,0002,640,000
神奈川大学附属高校1,150,0003,300,000

比較すると、鶴見大学附属高校の学費は神奈川県内の私立附属校の中では標準的と言えます。神奈川大学附属のようなトップ校と比べれば安く、一般的な私立高校と同程度です。

学費だけで学校を選ぶべきではありませんが、コストパフォーマンスを考える上での一つの判断材料にはなるでしょう。


リアルな学校生活|校則・行事・部活動の実態

ここからは、公式サイトではなかなか分からないリアルな学校生活についてお伝えします。在校生や卒業生の声を交えながら、日々の学校生活がどのようなものなのか、具体的にイメージしていただけるよう解説します。

校則の厳しさ(髪型・スマホ・服装ルール)

鶴見大学附属高等学校の校則は、中堅レベルの私立高校としては標準的な厳しさです。極端に厳しいわけでも、自由すぎるわけでもありません。

主な校則の内容

  • 服装:制服の着崩しは禁止。スカート丈は膝上5cm以内が目安
  • 髪型:染髪・脱色は禁止。パーマも原則NG。男子は耳にかからない長さ
  • メイク・アクセサリー:化粧は禁止。ピアス、指輪、ネックレス等も不可
  • スマホ:校内持ち込みは可だが、授業中の使用は厳禁。昼休みは使用可能
  • アルバイト:原則禁止(家庭の経済的事情がある場合は要相談)

在校生の声(みんなの高校情報より)

「校則は普通だと思います。髪染めとかピアスができないのは当たり前だし、スマホも休み時間は使えるので不便はありません」(2年生女子)

「中学の時より少し厳しいかなと思ったけど、慣れれば気になりません。定期的に服装検査があるので、そこだけちゃんとしておけば大丈夫です」(3年生男子)

「他の私立と比べて特別厳しいとは思いません。むしろ、ある程度ルールがあった方が安心できる環境だと親は言っています」(1年生女子)

校則違反に対しては、段階的な指導が行われます。初回は注意、繰り返すと反省文、さらに続くと保護者呼び出しとなります。退学になるようなケースは、よほど悪質でない限りありません。

仏教系の学校ですが、宗教行事への参加は強制ではなく、仏教の授業も道徳的な内容が中心で、特定の宗派に偏った教育は行われていません。

年間行事とイベントの充実度

鶴見大学附属高校の年間行事は多彩で、生徒の満足度も高いです。

主な年間行事

  • 4月:入学式、オリエンテーション合宿(1年生)
  • 5月:体育祭
  • 6月:定期試験
  • 7月:球技大会、夏期補習
  • 9月:文化祭(鶴翔祭)
  • 10月:芸術鑑賞会
  • 11月:修学旅行(2年生)
  • 12月:定期試験、冬期補習
  • 1月:百人一首大会
  • 2月:マラソン大会
  • 3月:卒業式、春期補習

特に人気が高いのが文化祭(鶴翔祭)です。各クラスが出し物を企画し、ステージ発表や模擬店で盛り上がります。保護者や中学生も来場でき、学校の雰囲気を知る良い機会となっています。

体育祭も大いに盛り上がるイベントです。学年を超えた縦割りチーム対抗戦で、応援合戦も見どころの一つです。

修学旅行は例年、九州方面が多く、長崎や福岡を訪れます。平和学習も兼ねた充実した内容で、生徒からの評価も高いです。

在校生の声(Yahoo!知恵袋より)

「文化祭がすごく楽しいです!準備期間からクラスの団結力が高まって、当日は達成感でいっぱいでした。他の学校の友達を呼んで見せられるのも嬉しいです」(2年生)

「修学旅行で長崎に行きました。原爆資料館の見学は重かったけど、学ぶことが多かったです。自由時間もしっかりあって、友達との思い出がたくさんできました」(3年生)

行事を通じて、クラスや学年の絆が深まるのも鶴見大附属の魅力です。勉強だけでなく、こうした体験が高校生活を豊かにしてくれます。

部活動の種類と活動実績

鶴見大学附属高校には、運動部15、文化部12の計27の部活動があります。

主な運動部

  • 野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部
  • テニス部、バドミントン部、陸上競技部、剣道部、柔道部
  • ダンス部、チアリーディング部

主な文化部

  • 吹奏楽部、合唱部、美術部、書道部、演劇部
  • 科学部、文芸部、茶道部、華道部、ボランティア部

部活動の加入率は約70%で、多くの生徒が何らかの部活に所属しています。

活動実績では、吹奏楽部が神奈川県大会で金賞を受賞するなど、文化部の活躍が目立ちます。運動部では、バスケットボール部バドミントン部が県大会に出場する実力を持っています。

活動時間は平日が放課後2〜3時間程度、土日はどちらか1日が活動日となることが多いです。勉強との両立を考慮した活動スケジュールになっているため、無理なく続けられるのが特徴です。

在校生の声(みんなの高校情報より)

「吹奏楽部に入っていますが、先輩も優しくて楽しいです。大会前は練習がハードですが、やりがいがあります」(1年生)

「サッカー部は週4日の活動で、残りの日は勉強に集中できます。顧問の先生も進学のことを考えてくれているので助かります」(2年生)

「部活に入っていない人も多いです。帰宅部でも全然浮かないし、自分のペースで高校生活を送れる雰囲気があります」(3年生)

生徒の雰囲気と校風(真面目系?自由系?)

鶴見大学附属高校の校風は、「穏やかで落ち着いている」と表現されることが多いです。

生徒の雰囲気は真面目で素直な生徒が多く、派手なタイプは少数派です。仏教精神に基づく教育の影響か、思いやりがあり、協調性を大切にする生徒が集まっている印象です。

ただし、真面目すぎて堅苦しいわけではなく、明るく楽しい雰囲気もあるバランスの取れた学校です。行事では盛り上がり、普段は落ち着いて学習する、というメリハリがついています。

いじめについては、大きな問題は報告されていません。学校側も「いじめ防止基本方針」を定め、早期発見・早期対応に努めています。

保護者の声(みんなの高校情報より)

「子どもの友達を見ていても、みんな礼儀正しくて安心しています。親としては、こういう環境で過ごせることが何より嬉しいです」(2年生保護者)

「派手な子が少ないので、うちの子のように大人しいタイプでも馴染みやすかったようです。友達もできて、楽しく通っています」(1年生保護者)

全体的に見て、「静かに学校生活を送りたい」「落ち着いた環境で勉強したい」というタイプの生徒に向いている学校と言えます。逆に、「とにかく自由な学校がいい」「個性的な友達がたくさん欲しい」という生徒には、少し物足りなく感じるかもしれません。

施設・設備の充実度

鶴見大学附属高校の施設・設備は、新しくはないものの、必要なものは揃っています。

主な施設

  • 普通教室:全教室にエアコン・プロジェクター完備
  • 特別教室:理科実験室、音楽室、美術室、調理室など
  • 体育施設:体育館、グラウンド、テニスコート
  • 図書室:蔵書数約3万冊、自習スペースもあり
  • 食堂:学食あり(ただし席数は限られる)
  • 大学施設:鶴見大学の図書館も利用可能

特筆すべきは、大学と同じキャンパス内にあるため、大学の図書館や施設を利用できることです。高校の図書室だけでは足りない専門書も、大学図書館で借りることができます。

施設の新しさについては、建物自体は年数が経っているため、最新のピカピカの校舎を期待すると少し違うかもしれません。ただし、清掃は行き届いており、不潔な印象はありません。

在校生の声(みんなの高校情報より)

「施設は古めですが、困ることはありません。エアコンもあるし、Wi-Fi環境も整っています」(2年生)

「学食のメニューは少ないけど、コンビニが近くにあるので、昼食には困りません。お弁当を持ってくる人も多いです」(3年生)

「大学の図書館が使えるのはすごく便利です。受験勉強の時に助かりました」(卒業生)

施設面で最新設備を求める人には物足りないかもしれませんが、学習環境として必要なものは揃っていると考えて良いでしょう。


進路実績と内部進学の真実|鶴見大学への道と他大学受験

鶴見大学附属高校を選ぶ最大の理由の一つが内部進学制度です。しかし、実際のところ内部進学はどの程度有利なのか、他大学を目指す場合のサポートはどうなのか、詳しく見ていきましょう。

鶴見大学への内部進学率と学部別内訳

鶴見大学附属高校から鶴見大学への内部進学率は約30〜40%です。つまり、卒業生の3〜4割が鶴見大学に進学しています。

鶴見大学の学部構成は以下の通りです。

学部学科主な進路
歯学部歯学科歯科医師
文学部日本文学科教員、出版、公務員
文学部英語英米文学科教員、商社、航空
文学部文化財学科学芸員、博物館職員
文学部ドキュメンテーション学科図書館司書、情報管理

内部進学者の多くは文学部に進みます。歯学部は学費が非常に高額(6年間で約3000万円)なため、内部進学者は少数です。

注目すべきポイントは、鶴見大学文学部が司書や学芸員の養成に強みを持っていることです。図書館司書や博物館学芸員を目指す学生にとっては、充実したカリキュラムが用意されています。

内部進学の条件と推薦基準

鶴見大学への内部進学には、一定の成績基準があります。

内部進学の主な条件

  • 評定平均:3.5以上(5段階評価)が目安
  • 欠席日数:年間15日以内(病欠含む)
  • 生活態度:校則違反や問題行動がないこと
  • 面接:大学側との面接(形式的なもの)

この基準は、特別に厳しいものではありません。普通に学校生活を送り、定期テストで平均点以上を取っていれば、クリアできる水準です。

内部進学の最大のメリットは、以下の点です。

  • 受験勉強のストレスが少ない:一般受験と比べて圧倒的に楽
  • 学費の優遇:内部進学者には入学金免除などの特典がある
  • 確実性:基準を満たせばほぼ確実に進学できる

ただし、デメリットもあります。

  • 他大学受験との両立が難しい:内部進学権を保持しつつ他大学を受験することは制度上可能だが、実質的に準備時間が限られる
  • 学部の選択肢が限られる:鶴見大学には理系学部がほとんどない(歯学部を除く)
  • 大学のレベル:鶴見大学は中堅レベルなので、より上位の大学を目指したい場合は外部受験が必要

卒業生の声(Yahoo!知恵袋より)

「内部進学で鶴見大学の文学部に行きました。受験勉強をしなくて済んだのは楽でしたが、もっと頑張って他の大学も視野に入れればよかったかなと、少し後悔もあります」(卒業生)

「高2の時点で内部進学を決めたので、受験のプレッシャーなく高校生活を楽しめました。文学部で司書の資格を取って、今は図書館で働いています。自分には合っていたと思います」(卒業生)

他大学受験を選ぶ生徒の割合とサポート体制

内部進学をせず、他大学を受験する生徒は約60%います。つまり、半数以上が外部大学を目指すわけです。

主な進学先としては、日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)大東亜帝国(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)レベルの私立大学が中心です。

鶴見大学附属高校は、他大学受験のサポートも行っています

サポート内容

  • 進路指導:定期的な三者面談、進路ガイダンス
  • 補習授業:夏期・冬期・春期に受験対策講習を実施
  • 予備校連携:希望者向けに校内で予備校講師による講座(有料)
  • 自習室:放課後や土曜日も利用可能

ただし、進学校と比べると受験サポートは手厚いとは言えません。特に難関大学(MARCH以上)を目指す場合は、塾や予備校との併用がほぼ必須です。

学校側も内部進学を推奨している面があるため、他大学を目指す生徒は自分でしっかり情報を集め、計画的に勉強する必要があります。

在校生の声(みんなの高校情報より)

「MARCH を目指していますが、学校の授業だけでは厳しいので、予備校に通っています。学校の先生も応援はしてくれますが、基本は自分で頑張るしかないです」(3年生)

「日東駒専なら学校の勉強+補習でいけると思います。実際、先輩たちも合格しています」(3年生)

過去3年間の主な進学先(MARCH・日東駒専など)

2021〜2023年度の主な進学実績は以下の通りです。

四年制大学進学率:約85%

大学群主な合格校合格者数(3年間累計)
国公立大学0〜1名
MARCH明治、青山学院、立教、中央、法政5〜10名
日東駒専日本、東洋、駒澤、専修40〜50名
大東亜帝国大東文化、東海、亜細亜、帝京、国士舘50〜60名
神奈川県内私立神奈川、関東学院、横浜商科など60〜70名
鶴見大学文学部各学科、歯学部80〜100名

データから分かるように、日東駒専以上の大学に合格するのは少数派です。多くの生徒は、大東亜帝国レベルか鶴見大学に進学しています。

ただし、これは「学校の指導力が低い」というよりも、入学時の学力層がそもそもこのレベルだからです。偏差値50程度の高校から、MARCHに進学できればかなり健闘したと言えます。

重要なのは、本人の努力次第で上位大学も狙えるということです。実際、毎年数名はMARCHレベルに合格しているのですから。

鶴見大学の就職実績と評判

内部進学を考える上で気になるのが、鶴見大学の就職実績です。

鶴見大学文学部の就職率は約90%と、比較的良好です。主な就職先は以下の通りです。

主な就職先企業・団体

  • 教育関連:神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、私立学校
  • 公務員:神奈川県庁、横浜市役所、川崎市役所
  • 図書館・博物館:各地の公立図書館、博物館
  • 一般企業:地方銀行、信用金庫、小売業、サービス業

歯学部は、歯科医師国家試験の合格率が約70〜80%で推移しており、合格すれば歯科医師として就職できます。

鶴見大学の評判については、「知名度は高くないが、資格取得に強い大学」という評価が一般的です。特に司書資格や学芸員資格を取得したい学生にとっては、充実したカリキュラムが魅力です。

ただし、大手企業への就職は厳しいのが現実です。知名度やブランド力で勝負する大手企業の採用では、鶴見大学は不利になることが多いでしょう。

卒業生の声(Yahoo!知恵袋より)

「鶴見大学で司書資格を取って、公立図書館に就職しました。この分野では鶴見大学の評価は悪くないと思います」(卒業生)

「正直、就活では大学名で苦労しました。でも、資格と人柄で勝負すれば、ちゃんと内定はもらえます」(卒業生)

進路指導体制(予備校との連携など)

鶴見大学附属高校の進路指導体制をまとめます。

進路指導の特徴

  • 進路ガイダンス:年数回、大学や専門学校を招いての説明会
  • 三者面談:年2〜3回、生徒・保護者・担任で進路相談
  • 模擬試験:年3回程度、校内で実施(希望者は外部模試も受験可)
  • 小論文指導:推薦入試対策として実施
  • 面接練習:推薦入試・AO入試対策

予備校との連携については、河合塾やスタディサプリとの提携があり、校内で予備校講師による講座を受けられます(有料)。ただし、本格的な受験対策を考えるなら、やはり外部の塾・予備校に通う方が確実です。

進路指導室には、大学のパンフレットや過去の入試問題、先輩の受験体験記などが揃っており、情報収集の場としては活用できます。

保護者の声(みんなの高校情報より)

「進路指導の先生は親身に相談に乗ってくれました。ただ、最終的には本人と家庭でしっかり考える必要があると感じました」(3年生保護者)

「内部進学を勧められましたが、他大学を目指したいと伝えたら、ちゃんとサポートしてくれました。学校側も柔軟に対応してくれます」(卒業生保護者)


ライバル校徹底比較|神奈川大学附属・横浜創英との違い

鶴見大学附属高校を検討する際、他の似たような学校と比較したくなるのは当然です。ここでは、同じ偏差値帯・同じ附属校という条件で、代表的なライバル校と徹底比較します。

偏差値・大学進学実績の比較

まず、基本的なデータから比較してみましょう。

項目鶴見大学附属神奈川大学附属横浜創英
偏差値48〜5258〜6250〜56
内部進学率30〜40%40〜50%
MARCH以上合格者5〜10名/年100名以上/年50〜70名/年
初年度学費約91万円約115万円約95万円

神奈川大学附属高校は、偏差値も進学実績も鶴見大附属より上位です。ただし、その分入試難易度も高く、学費も高額です。本気で進学校を目指すなら神大附属ですが、鶴見大附属とは競合しないレベルです。

横浜創英高校は、偏差値や学費が鶴見大附属に近く、最も比較されるライバル校と言えます。横浜創英は大学附属ではなく、進学実績では若干上回りますが、大きな差はありません。

学費・立地条件の比較

立地条件を比較してみましょう。

学校名最寄り駅駅からの時間主な通学圏
鶴見大学附属JR・京急鶴見駅徒歩15分横浜市、川崎市、東京都
神奈川大学附属東急東横線白楽駅徒歩8分横浜市、東京都
横浜創英JR鴨居駅徒歩20分(バス5分)横浜市、相模原市

通学の利便性では、鶴見大附属は鶴見駅から徒歩圏内で、東京方面からも通いやすい立地です。神大附属も駅近で便利ですが、横浜創英は駅から遠いのが難点です。

学費は前述の通り、鶴見大附属が最も安く、神大附属が最も高額です。この差は3年間で約70万円にもなるため、家計への負担を考えると重要な判断材料になります。

校風・教育方針の違い

校風の比較をしてみましょう。

鶴見大学附属高校

  • 仏教精神に基づく穏やかな校風
  • 真面目で落ち着いた生徒が多い
  • 附属校らしく、受験ストレスが少ない環境

神奈川大学附属高校

  • 進学校としての雰囲気が強い
  • 勉強に対する意識が高い生徒が多い
  • 附属校でありながら、進学実績も重視

横浜創英高校

  • コース制(特進・文理・普通)で多様な生徒層
  • スポーツ推薦も多く、活気がある雰囲気
  • 進学実績向上に力を入れている

教育方針では、鶴見大附属は「人間教育」を重視し、神大附属は「進学実績」を重視、横浜創英は「多様性」を重視という違いがあります。

どの学校が良いかは、生徒本人の性格や目標によって異なります。勉強をガツガツ頑張りたいなら神大附属、のびのび高校生活を送りたいなら鶴見大附属、いろいろなタイプの友達と交流したいなら横浜創英、といった選び方ができるでしょう。

それぞれに向いている生徒のタイプ

最後に、それぞれの学校に向いている生徒像をまとめます。

鶴見大学附属高校に向いている人

  • 大学受験のストレスを避けたい
  • 落ち着いた環境で学びたい
  • 司書や学芸員など、特定の資格取得を目指している
  • 派手な雰囲気が苦手
  • 学費を抑えたい

神奈川大学附属高校に向いている人

  • 附属校でありながら、進学実績も重視したい
  • 勉強に対するモチベーションが高い
  • 切磋琢磨できる環境を求めている
  • 学費に余裕がある

横浜創英高校に向いている人

  • 多様な友達と交流したい
  • 部活動も勉強も両立したい
  • コース制で自分に合ったレベルで学びたい
  • 活気のある雰囲気が好き

どの学校もそれぞれの良さがあり、一概にどれが優れているとは言えません。大切なのは、自分の性格や目標に合った学校を選ぶことです。必ず複数の学校見学会に参加し、実際の雰囲気を確かめてから決めましょう。


受験生・保護者からのよくある質問Q&A

ここでは、受験生や保護者から寄せられるよくある質問に答えていきます。実際の相談事例をもとに、具体的にお答えします。

Q1:内申点が足りなくても合格できますか?

A:ケースバイケースですが、可能性はあります。

推薦入試の場合、内申点の基準(平均3.3〜3.5程度)を満たさないと出願自体が難しくなります。ただし、部活動や生徒会での実績、特別な資格などがあれば、多少の内申点不足をカバーできる可能性があります。

一般入試であれば、当日の試験で高得点を取れば合格可能です。内申点も考慮されますが、当日点の比重が高いため、試験対策をしっかり行えば逆転のチャンスは十分にあります。

併願優遇制度を利用する場合は、内申基準を満たすことが前提となります。基準に満たない場合は、一般入試での受験を検討しましょう。

アドバイス:
内申点が足りない場合、まずは中学校の先生に相談してみてください。場合によっては、学校側が中学校に問い合わせて、総合的に判断してくれることもあります。また、英検や漢検などの資格を取得しておくと、加点要素になることがあります。

Q2:特待生になるにはどのくらいの成績が必要?

A:入試で上位1〜5%程度に入る必要があります。

特待生制度は、一般入試の成績優秀者に適用されます。具体的には、300点満点で270点以上(90%以上)が目安と言われています。

ただし、特待生の選考基準は公表されておらず、年度によって変動します。確実に特待生になりたいなら、ほぼ満点を目指すつもりで勉強する必要があります。

特待生になると、授業料の全額または半額が免除されるため、経済的なメリットは非常に大きいです。しかし、進級時に成績が下がると特待資格を失う可能性があるため、入学後も継続的な努力が求められます。

アドバイス:
特待生を狙うなら、過去問で9割以上の得点が安定して取れるレベルまで学力を上げることが必要です。また、推薦入試では特待生選考がないため、必ず一般入試を受験してください。

Q3:鶴見大学以外を目指す場合、不利になりませんか?

A:不利にはなりませんが、手厚いサポートは期待しすぎない方が良いでしょう。

鶴見大学附属高校は、他大学受験を妨げることはありません。進路指導でも、生徒の希望を尊重してくれます。

ただし、学校の指導体制は内部進学を前提とした部分も多いため、難関大学を目指す場合は、塾・予備校との併用がほぼ必須です。学校の授業と補習だけで、MARCHレベル以上に合格するのは正直なところ厳しいでしょう。

逆に、日東駒専レベルであれば、学校の勉強をしっかりやれば十分に合格可能です。実際、毎年多くの生徒が日東駒専に進学しています。

アドバイス:
高1の段階から、自分が内部進学を選ぶのか、他大学受験をするのかを明確にしておくことが大切です。他大学を目指すなら、早めに予備校に通い始める、模擬試験を定期的に受けるなど、自分で積極的に動く姿勢が求められます。

Q4:部活動と勉強の両立は可能ですか?

A:十分に可能です。むしろ両立している生徒が多数派です。

鶴見大学附属高校の部活動は、勉強との両立を前提とした活動時間になっています。平日は放課後2〜3時間程度、土日はどちらか1日が活動日というパターンが多いため、勉強時間を確保しながら部活にも打ち込めます。

ただし、運動部の中でも特に力を入れている部は、活動時間が長くなることがあります。入部前に、先輩や顧問の先生に活動状況をしっかり確認しておきましょう。

また、定期テスト前は部活動が休みになることが多いため、テスト対策に集中できる環境も整っています。

アドバイス:
部活動と勉強の両立で最も大切なのは、時間管理です。通学時間や休み時間を有効活用する、平日に少しずつ勉強を進めるなど、計画的に行動すれば十分に両立可能です。部活動を理由に勉強がおろそかになることがないよう、自己管理能力を身につけましょう。

Q5:入学後に必要な追加費用はありますか?

A:はい、いくつかあります。

納入金以外にかかる主な費用は以下の通りです。

  • 修学旅行費:15〜20万円(2年次)
  • 教材費:年間3〜5万円
  • 部活動費:部による(年間3〜10万円程度)
  • 模擬試験代:1回3,000〜5,000円(年数回)
  • 制服の追加購入:夏服の追加、サイズアウトなど

これらを合計すると、年間10〜20万円程度の追加出費があると考えておくべきです。

また、他大学受験を目指す場合は予備校費用(年間50〜100万円)が別途必要になります。

アドバイス:
予想外の出費で困らないように、年間20〜30万円程度の予備費を確保しておくと安心です。また、制服は成長に合わせてサイズアウトすることがあるため、特に男子の場合は余裕を持ったサイズ選びをおすすめします。


まとめ|鶴見大学附属高等学校はこんな人におすすめ

ここまで、鶴見大学附属高等学校について、偏差値や学費、学校生活、進路実績など、あらゆる角度から詳しく解説してきました。最後に、この学校がどんな生徒に向いているのかをまとめます。

鶴見大学附属高校が向いている人

こんな人におすすめ

大学受験のプレッシャーを軽減したい人
内部進学制度を利用すれば、受験勉強のストレスを大幅に減らせます。高校生活を部活や趣味に充てて、充実した3年間を過ごせます。

落ち着いた環境で学びたい人
派手な生徒が少なく、真面目で穏やかな雰囲気の学校です。騒がしい環境が苦手な人、じっくり勉強に取り組みたい人に適しています。

司書や学芸員を目指している人
鶴見大学文学部は、図書館司書や博物館学芸員の養成に強みがあります。将来この道に進みたいなら、内部進学は非常に有利です。

偏差値50前後で附属校を探している人
この偏差値帯で大学附属校を選べる選択肢は限られています。鶴見大附属は、学力に見合った附属校として貴重な存在です。

通学のしやすさを重視する人
JR鶴見駅からのアクセスが良く、横浜・川崎・東京方面から通いやすい立地です。

鶴見大学附属高校が向いていない人

こんな人には不向きかも

× 難関大学(MARCH以上)を本気で目指している人
学校の指導体制は附属校向けで、難関大学受験のサポートは限定的です。進学校を選んだ方が良いでしょう。

× 最新の施設・設備を求める人
校舎は古く、最新鋭の設備を期待すると期待外れになる可能性があります。

× 自由な校風を求める人
校則は標準的な厳しさで、髪染めやピアスなどは禁止です。自由度の高い学校を探しているなら、他を検討しましょう。

× スポーツで全国を目指したい人
部活動は楽しめるレベルですが、全国大会を狙うような強豪校ではありません。

学校選びのチェックリスト

最終的な判断をする前に、以下のチェックリストで確認してみましょう。

□ 学校説明会や文化祭に参加して、実際の雰囲気を確かめた
□ 通学路を実際に歩いてみて、通学時間や安全性を確認した
□ 3年間の学費総額を計算し、家計で無理なく支払えることを確認した
□ 鶴見大学の学部・就職実績を調べ、自分の将来像と合っているか確認した
□ 他の併願校と比較検討し、最終的に鶴見大附属が第一候補だと確信した

すべてにチェックが入れば、あなたにとって鶴見大学附属高校は良い選択肢だと言えるでしょう。

次のアクションステップ

今すぐ行動すべきこと

  1. 学校説明会に参加する
    公式サイトで日程を確認し、必ず参加しましょう。可能なら複数回参加して、学校の様子をしっかり把握してください。
  2. 個別相談会を利用する
    疑問点や不安な点があれば、遠慮なく学校に質問しましょう。内申点や併願パターンについても相談できます。
  3. 文化祭や体育祭を見学する
    生徒たちの素の様子が見られる最高の機会です。在校生に直接質問することもできます。
  4. 過去問を入手して試し解きする
    自分の実力で合格できるレベルなのかを確認しましょう。早めに対策を始めることが合格への近道です。
  5. 併願校も複数検討する
    鶴見大附属だけでなく、横浜創英や橘学苑など、他の選択肢も見ておきましょう。比較することで、より良い判断ができます。

最後に

高校選びは、人生の大きな分岐点です。「なんとなく」や「周りがそうだから」という理由で決めるのではなく、自分自身の目で確かめ、考え、納得して決断することが大切です。

鶴見大学附属高等学校は、決して派手ではありませんが、堅実で温かみのある学校です。大学受験のプレッシャーから解放され、のびのびと高校生活を送りたい人にとっては、最高の選択肢の一つになるでしょう。

この記事が、あなたの学校選びの一助となれば幸いです。素晴らしい高校生活が送れることを、心から応援しています!


【鶴見大学附属高等学校 基本情報】

  • 住所:神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-2-1
  • 電話:045-581-6325
  • 公式サイト:https://tsurumi-fuzoku.ed.jp/
  • アクセス:JR鶴見駅・京急鶴見駅から徒歩15分、またはバス5分

ぜひ一度、学校を訪れてみてください。きっと、あなたの未来が見えてくるはずです。