日本大学高等学校の偏差値・学費・評判|入試と進学実績を解説

Last Updated on 2026年10月7日 by わかる先生

日本大学高等学校(横浜市港北区・日吉)は、日本大学の付属校でありながら、国公立大学や早慶、GMARCHを目指す生徒も多い学校です。「付属だから安心したい」と「他の大学にも挑戦したい」。この2つを両方考えたい受験生や保護者から、よく名前が挙がります。

この記事では、教育アドバイザーの視点で、偏差値・入試・学費・校風・進学実績をわかりやすく整理しました。公式サイトの情報に加えて、口コミの傾向や数字の読み方もお伝えします。志望校選びの判断材料として、ぜひ最後までご覧ください。

※本記事は2026年10月時点で確認できた公開情報をもとにしています。入試日程や学費は年度で変わるため、出願前に必ず公式サイトの最新資料をご確認ください。

日本大学高等学校の基本情報

まずは学校の全体像をつかみましょう。日本大学高等学校は、日吉駅から歩いて通える立地にあり、中高一貫の中学校と同じキャンパスで学びます。ここでは、教育理念やコースの違い、偏差値、アクセスをまとめます。コース選びは、入学後の3年間を大きく左右します。

教育理念と3つのコースの違い

校訓は「情熱と真心」、教育目標は「自覚と責任」です。学校全体では「自主創造」の精神を大切にしており、自分で考えて行動できる生徒を育てる方針が打ち出されています。

高校には、特別進学コース、総合進学コース、そして総合進学コース内のスーパーグローバル(SG)クラスがあります。特別進学は国公立大学や最難関私立大学、医学系を目指すコースです。総合進学は日本大学への進学と難関私立大学の両方に対応します。SGクラスは、海外大学や国内の国際系学部を目指す生徒向けです。

なお、日大の付属校だからといって、全員が日大へ進むわけではありません。自分の目標に合うコースを選ぶことが、後悔しないための第一歩です。

コース主な進路目標特徴的な取り組み
特別進学国公立・最難関私大・医学系特進合宿、受験対応の講習
総合進学日本大学・難関私大・指定校推薦日大進路相談会、基礎学力到達度テスト対策
総合進学SGクラス海外大学・国際系学部英語の取り出し授業、海外研修

表のとおり、コースごとに目標がはっきり分かれています。入試では出願時にコースを選ぶため、早めに方向性を決めておくと安心です。

偏差値とアクセスの目安

日本大学高等学校の偏差値は、65〜66程度が目安とされています(民間の学習メディアによる数値で、模試会社や年度で変動します)。神奈川県内の私立高校でも高めの水準です。同じ日大系でも、キャンパスや時期によって数字は少しずつ違います。

所在地は横浜市港北区箕輪町2-9-1です。最寄りは東急東横線・目黒線・新横浜線、横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅で、徒歩約12分。日吉駅からスクールバスも運行しており、約5分で着きます。路線バスなら「日大高校前」で降りられます。

電車の乗り入れが多い駅なので、横浜方面にも東京方面にも通いやすいのが魅力です。毎日の通学時間は、3年間の体力と学習時間に直結します。自宅からの所要時間を、一度試してみることをおすすめします。

項目内容
偏差値の目安65〜66程度
最寄り駅日吉駅(徒歩約12分)
スクールバス日吉駅から約5分
電話番号045-560-2600

入試制度と受験対策のポイント

入試は「推薦」と「一般」に大きく分かれ、一般には併願型とオープン型があります。どの方式を使うかで、準備の中身が変わります。ここでは入試の流れと、教科別の対策、併願校の考え方を整理します。

入試区分と日程の見方

過去の募集要項では、推薦は1月下旬、一般は2月10日前後に実施されてきました。推薦の募集人員は100名で、作文と面接が中心です。一般入試は国語・数学・英語の3教科で、併願優遇の「一般併願」と、成績で選ばれる「一般オープン」があります。

出願時には、特別進学・総合進学・SGのどのコースを志望するかを選びます。第2志望を設定できる区分もあり、第1志望に届かなくても別コースで合格する可能性があります。

気になる倍率や合格最低点は、学校が公式サイトで「入学試験結果」のPDFを毎年公開しています。年度ごとに基準点が変わるため、この記事では数字を固定せず、最新の資料で確認する形をおすすめします。

区分時期の目安試験内容
推薦1月下旬作文・面接
一般併願2月10日前後国語・数学・英語
一般オープン2月10日・12日前後国語・数学・英語

教科別の対策と併願校の考え方

3教科入試なので、基礎から標準レベルを落とさないことが最大のポイントです。国語は説明文と文学的文章の読解、数学は計算力と関数・図形の基本、英語は長文読解と文法を中心に、過去問で時間配分を練習しましょう。

併願では、公立は神奈川県内の上位校、私立なら日大系の他校や、近隣の同レベル校を組み合わせる受験生が多い印象です。第一志望なら、併願優遇で安全圏を確保しつつ、オープン入試で挑戦する方法もあります。

スケジュールは、秋までに過去問を2年分、冬は間違い直しに集中するのがおすすめです。内申点の条件は区分ごとに異なるため、中3の2学期のうちに担任の先生へ確認しておくと安心です。

学費とその他の費用

私立高校を選ぶとき、保護者がいちばん気にするのがお金の話です。日本大学高等学校の学費は、入学金と授業料のほかに、研修費や制服代などが別にかかります。ここでは3年間の目安を一緒に見ていきましょう。

3年間の学費シミュレーション

公開されている資料によると、入学金は23万円、授業料は年額51万6000円です。施設設備資金などを合わせると、1年次は約96万7500円、2年次・3年次は各約73万500円が目安になります。

3年間の合計は、約242万8500円です。ここに制服代、副教材費、バス代などが加わります。さらにコースによって研修費が変わり、特進合宿は約4万5000円、オーストラリア修学旅行は約50万円、SGクラスの海外研修は約80万円と案内されています。

神奈川県には私立高校の授業料を支援する制度があり、世帯の状況によって補助を受けられる場合があります。日大独自の奨学金については、今回の調査では詳細を確認できなかったため、説明会で直接質問することをおすすめします。

学年学費の目安備考
1年約96万7500円入学金23万円を含む
2年約73万500円研修費は別
3年約73万500円卒業関連費は別
合計約242万8500円海外研修費などは含まない

表の金額は学費の「基本部分」です。実際の総額は、選ぶコースと希望する研修で数十万円単位で変わります。

学校生活と校風のリアル

偏差値や進学実績だけでは、毎日の学校生活はわかりません。ここでは、口コミに見られる校風の傾向と、部活動や行事の様子をお伝えします。受験生本人が「ここで3年間楽しく過ごせるか」を考える材料にしてください。

校則と雰囲気は?口コミから見える傾向

口コミサイト「みんなの高校情報」では、良い声と気になる声の両方が見られます。

【在校生・卒業生の声(要旨)】

設備が整っていて、いじめもなく安心して過ごせた。留学制度や芸術鑑賞などもあり、楽しめた。(良い声の傾向)

スマホや髪染め、アルバイトなどの校則が厳しく、体育祭や文化祭の規模も小さいと感じた。(気になる声の傾向)

出典:みんなの高校情報の口コミを要約

つまり、落ち着いて勉強に集中できる環境を評価する人が多い一方、自由な校風や盛大な行事を期待すると、物足りなさを感じる場合があるようです。校則は、きちんとした生活習慣を身につけたい家庭には合いやすい面もあります。

口コミは個人の感想なので、すべてを鵜呑みにする必要はありません。文化祭や説明会に参加して、生徒の表情や先生との距離感を、自分の目で確かめるのがいちばん確実です。

部活動と年間行事

部活動は、運動部が約20、文化部が約18あり、加入率は約75%とされています。硬式野球部、サッカー部、ラグビー部、アメリカンフットボール部、吹奏楽部、演劇部、化学部など幅広くそろっています。ラクロス部やマジック・ジャグリング部といった、珍しい活動もあります。

年間行事は、5月の体育祭、9月の文化祭「桜苑祭」、12月の修学旅行が中心です。学年やコースによって、海外研修やハワイ・カナダ研修などもあります。

行事の盛り上がりについては口コミで意見が分かれます。学習と部活動を両立したい人には、メリハリのある環境です。学校行事を高校生活の主役にしたい人は、実際の雰囲気を見学で確認しましょう。

進学実績と進路指導

大学付属校を選ぶなら、内部進学の仕組みと、他大学への挑戦のしやすさを知っておく必要があります。日本大学高等学校は、この両方を持つ学校です。ここでは、日大への進学者数と、他大学の合格実績を見ていきます。

日本大学への内部進学

2025年度の日本大学への進学者は234名と公表されています。学部別では、法学部62名、文理学部42名、経済学部36名、理工学部30名、生物資源科学部24名、商学部22名などです。幅広い学部に進学していることがわかります。

内部進学では、高校1〜3年に受ける基礎学力到達度テストの結果が、学部選びに大きく関わります。口コミでも、テストの順位によって希望の学部を選びやすくなるという声がありました。

つまり「付属だから勉強しなくていい」わけではありません。日頃の学習習慣と定期テストが、希望の学部に進むための土台になります。入学後も、コツコツ続ける姿勢が大切です。

日本大学の学部2025年度の進学者数
法学部62名
文理学部42名
経済学部36名
理工学部30名
生物資源科学部24名
全体234名

国公立・早慶・GMARCHへの挑戦

他大学への合格実績も豊富です。2025年度は、明治大学46名、法政大学35名、立教大学32名、青山学院大学30名、早稲田大学27名、東京理科大学26名、慶應義塾大学15名などが公表されています。国公立では横浜市立大学7名をはじめ、計29名です。

学校の公式サイトでは、令和6年度の実績として、国公立30名、医学部7名、早慶上理48名、GMARCH131名が現役合格と紹介されています。年度によって数字は動きますが、毎年一定の人数が難関大学に進んでいます。

特に特別進学コースでは、特進合宿や講習で受験に向けた力を磨きます。「日大に行くか、他大学に挑戦するか」を、高2までじっくり考えられる点は、付属校ならではの強みです。

ライバル校との比較

志望校を決めるときは、似た立地や校風の学校と比べることが大切です。ここでは、同じ日大の付属校である日本大学藤沢高校、日本大学鶴ヶ丘高校と比較します。通いやすさと目標に合わせて、自分に合う学校を見つけましょう。

日大系列校との比較表

同じ日大の付属校でも、場所と雰囲気、コースの作りが少しずつ違います。偏差値は民間の目安で、コースにより幅があります。

学校名所在地偏差値の目安特徴
日本大学高等学校横浜市港北区65〜66日吉駅徒歩圏。SGクラスあり
日本大学藤沢高等学校藤沢市65〜67小田急線六会日大前駅から徒歩8分
日本大学鶴ヶ丘高等学校東京都杉並区60〜66明大前駅から徒歩8分

偏差値だけを見ると近い数字ですが、通学エリアが最も大きな違いです。日吉駅周辺に住んでいる、または東横線沿線なら、日本大学高等学校は通学の負担が少なくなります。

一方、藤沢は湘南方面、鶴ヶ丘は東京西部からの通学に向いています。コースの数や海外研修の内容も異なるため、複数校の説明会に参加して比べるのがおすすめです。

受験に関するQ&A

最後に、受験生や保護者から特によく聞かれる質問をまとめました。迷いやすいポイントなので、志望校を決める前に確認しておきましょう。

Q. 日大付属なら、全員が日本大学に進学できますか?

いいえ、希望すれば必ず進める、というわけではありません。基礎学力到達度テストの結果や学内の成績などが関わり、人気学部では競争もあります。早めに目標学部を決めて、日々の学習を続けることが大切です。

Q. 他大学を受験しても大丈夫ですか?

大丈夫です。実際に、早慶やGMARCH、国公立への合格者が毎年出ています。特別進学コースだけでなく、総合進学コースからも一般選抜に挑戦する生徒がいます。進路面談で、希望をしっかり伝えましょう。

Q. スマホやアルバイトのルールは厳しいですか?

口コミでは、校則が厳しいという声が見られます。細かいルールは年度で変わる可能性があるため、説明会で最新の校則を質問してください。

Q. 偏差値が少し足りない場合はどうすればいいですか?

志望コースの見直しや、第2志望の活用を検討しましょう。過去問で合格ラインとの差を把握し、苦手科目を1つ決めて集中的に対策すると、短期間でも点数が伸びやすくなります。

まとめ:日本大学高等学校はどんな人に向いている?

日本大学高等学校は、付属校としての安心感と、他大学に挑戦できる環境をあわせ持つ学校です。ポイントを最後に振り返りましょう。

  • 偏差値は65〜66程度で、神奈川県内でも高めの水準
  • 日吉駅から徒歩約12分、スクールバスなら約5分で通いやすい
  • 3年間の学費の目安は約242万8500円(研修費などは別)
  • 2025年度は日本大学に234名が進学し、早慶・GMARCHにも合格者がいる
  • 校則や行事の雰囲気は口コミが分かれるため、見学での確認が大切

箇条書きにすると、この学校の魅力は「進路の選択肢の広さ」と「通いやすさ」に集約されます。学習に集中できる環境を求める人には、特におすすめです。

志望校選びでは、数字だけでなく、実際に見て感じる雰囲気も大切です。まずは学校説明会や文化祭に足を運び、本人が「ここで頑張りたい」と思えるかを確かめてください。入試日程や学費の最新情報は、必ず日本大学高等学校の公式サイトでご確認ください。